【アイナナ】ZOOLの年上マネ

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「ねえ、私もう27なんだけど…何この耳、」


「俺も同級生だよ」


「お、お二人ともお似合いですよ！！」



マネージャー待機室に入ると、おかりんさん、カオルちゃん、万理がズーンとした空気でパイプ椅子に座っていた。やっぱり成人済みの人間の考えることは同じだな、と思いながら挨拶し、私も椅子に座った。



「私たちがこんなにアイドルみたいなことやってていいの…？」


「ちょっとA…！これも仕事だと思いなさい！何時までも情けないこと言ってないで！！」


「カオルちゃん本当にそんなこと思ってる…？ねえ、」


「や、やめてちょうだいその目！！アンタ怖いのよ！！」



そう言われたあと、隣の紡ちゃんに目を向ける。肌がピチピチ。かわいい。それを正直に言うと照れながらも「ありがとうございます」と返してくれた。うん、可愛い。



「いや〜、Re:vale様の凄さを思い知ったよ…普段はあんなのだけど」


「本当ですよね…我が事務所の看板アイドル…尊敬します…」


「おかりんさん似合ってるよ…本当に…」


「嘘くさすぎますよ」



隣でまだ絶望的な目をしている万理を肘でつつくと、ジトっとこっちを見られた。それに「ヒッ」と声を漏らしながらも頑張ろう、と言うと頭に手を置かれた。



「A、出来るなら俺はここから逃げ出したい」


「私も同じこと思ってるよ」



「マネージャーのみなさん！準備出来たのでこちらへお願いしまーす！！」



そんな声を聞いて、私たちマネージャー(成人済みのみ)は大きなため息をつきながら重い腰を上げるのだった。



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