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どうしよう ページ23

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恥ずかしい〜無理〜と顔をテーブルに擦り付けながら項垂れている。



ふわふわと揺れるその髪に、気付いたら手が伸びていた。




ポンポン、と優しく触れると、Aちゃんの体温が伝わってくる。





柔らかい髪を撫でるように手を動かすと、顔をこっちに向け、眉をキッとしかめて怒ったような顔をした。





「……よくも嘘つきましたね」


「はいはい、嘘ついてないからね」


「詐欺師だ」


「ひどいな、策士って言ってもらえる?」





なでなで、ポンポン





しかめっ面のAちゃんが幼い子供のようで、ぶつくさと文句を言い続ける彼女の頭を撫で続けた。



次第にゆっくり目を閉じて、気持ちよさそうにしている。





猫みたい。





思わず笑みがこぼれて、このまま時間続けばな〜なんて思っていると、咄嗟に「ハッッッッ」と声をあげ、Aちゃんが顔を上げた。




「びっくりした……何?どうした「コーヒー!」



「コーヒーとか飲んで、大丈夫でした?プロだから食事とか気を遣ったり……」




俺の飲んでいたマグカップを覗き込み、空になっていることを確認すると勝手に焦って青ざめた顔をしている。






「というか、私…最初も無理にジェラート押し付けたり、おかゆを食べさせてしまったり……やばい…」





身体作りの邪魔でしたよね、とか言いながらついには立ち上がって、ワタワタそこら辺を行ったり来たりしている。


何この生き物。ちょー面白いんだけど。






「…それに!気安く街中へ出掛けてしまったり、カフェでお茶してしまったり……スキャンダルとか……どうしよう……」





こんな一般人女性とスキャンダルなんてお先真っ暗、なんて言うもんだからもー耐えらんない。




その姿を見てゲラゲラ笑っていると、「何笑ってるんですか」と言わんばかりの顔でこっちを見つめるAちゃん。



そんな彼女をおいでおいでと呼び寄せ、元の位置に座らせる。





「食事は、自己管理できてるから大丈夫。コーヒーも飲みますし、甘いものも食べたりします。

それに、スキャンダルって。アイドルじゃないからね、俺」



「…でも、やっぱりそういう報道で傷つく方もいるかもしれなくて」



「まあ、確かにそれはね。でも俺もさ、人間だし。恋愛くらいするでしょ」



「まあ…」





「それにほら
















もう、Aちゃんのこと、気になっちゃってるし」











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〇〇(プロフ) - いつもお話読ませて頂いてありがとうございます。ドキドキハラハラしますね。楽しみです。 (4月23日 11時) (レス) @page41 id: 17708f6b5e (このIDを非表示/違反報告)
Yajirushi.(プロフ) - 〇〇さん» 読んでいただきありがとうございます( ; ; )更新速度が遅く、申し訳ありません。楽しんでいただけますと幸いです! (4月6日 23時) (レス) @page33 id: 475853de31 (このIDを非表示/違反報告)
〇〇(プロフ) - とてもおもしろいです。続きが気になります! (4月5日 20時) (レス) id: 17708f6b5e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Yajirushi. | 作成日時:2024年3月3日 0時

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