【刀剣乱舞】とある審神者の本丸３冊目【プレイ日記？】 (ページ46)

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戦じゃなければ、本当にうれしそうなんだけどなぁページ46

今度の遠征に第三部隊(レベリング部隊)に出陣してもらおうと、審神者とまんば、それから安定、加州の会議で決定された。・・・理由は、どう考えても玉鋼の不足である。加州は江雪左文字に隊長をしてもらうことを伝えるため、彼の元に訪れていた。

「江雪さん、居るー？」
「・・・どうかしましたか」

　襖を開けながらそう言えば、彼は居た。どことなくゆっくりで、けだるげな口調を聞けば、加州は笑う。そして、要件を伝えれば、彼はなんとなく顔を曇らせた。

「・・・私に、彼らをどこに導けというのですか・・・」
「遠征だけど」
「・・・戦でないのであれば」

　彼はゆっくりと良いながら、またゆっくりと頷く。・・・太刀だからだろうか。どことなく動きはゆっくりだ。いや、彼の性格ゆえかもしれないが。

　この間の手合わせの時。加州と江雪がペアだった。ともに戦に出たことはないが、彼が戦いが嫌いなのを知っている。だから若干心配していた。・・・ちゃんとやってくれるだろうか、と。

　だが、そんな心配は無用であった。彼は嫌そうな顔一つせずに、加州との手合わせを終えた。彼は、江雪に問いかけたのだ。「戦うのは嫌いなんじゃないの」と。・・・だが、彼は無表情のまま、こう答えた。

『戦いは、嫌いです・・・。ですが、訓練は、嫌いじゃありません・・・』

　・・・彼は、戦でなければどこか嬉しそうだ。