【刀剣乱舞】とある審神者の本丸３冊目【プレイ日記？】 (ページ34)

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お祝いをありがとう。ページ34

先ほど、後輩審神者である女神本丸の審神者がこちらへ挨拶をしに来てくれた。しかも赤飯までいただいてしまった。・・・まあ、審神者はお米が食べられないから、これは祝いの対象であるまんばに食べていただくことにしよう。

「まんば愛されてるねー。後輩からお祝い貰ってよかったじゃん」
「・・・斬ってもよかったんだがな」

　不愉快そうに顔をゆがめ、本体を握りしめる彼。ちなみに、やはり補佐役に挑発された。そのまま喧嘩になろうとした瞬間、まんばは「主、俺が斬る」と言いだした。何とかその場はしのげたものの、彼はいまだに不機嫌そうだ。

「そんなに戦いたかった？折れてもよかったの？」
「俺が主の前で無様に折れるとでも思っているのか？それとも、写しには無様な死がお似合いだと？」

　いつもの卑屈な発言を聞けば、審神者は「ちーがーうー」と若干腹を立てながらも否定の言葉を掛ける。そうすると、ずっと立っていた彼はやっとその場に腰を下ろした。

「はあ・・・。まあ、かんすとの祝いは嬉しいが・・・。何故他の審神者なんかに主がへっぽこ呼ばわりされなきゃいけないんだ。・・・否定はしないが」
「ごめん、俺の一瞬の感動今すぐ返してくれる？」

　一瞬でも「ああ、へっぽこと思ってないんだ」と思った審神者の感動は、見事に打ち砕かれた。それはもう、刀剣破壊のごとく。彼はその言葉を無視して赤飯を見つめた。

「・・・あんた、喰わないのか？女神本丸の三日月が作った奴だぞ」
「俺、お米食べれないからなぁ」
「・・・そうか」

　複雑そうな表情をこちらに向けつつも、彼は審神者のカバンから割り箸をとって赤飯が詰め込まれた弁当を開けて手を合わせ「いただきます」と一言。・・・彼は変なところで真面目だ。いつもは卑屈とか、ひねくれやなのに。

　ちゃんと、常識的な礼儀はしっかり身につけている。審神者はこれが意外だったんだとか。赤飯をおいしそうにほおばる彼を見ていると「なんだその目は」と言われたのは此処だけの話。