【刀剣乱舞】とある審神者の本丸３冊目【プレイ日記？】 (ページ17)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:8,730 hit

総隊長と副総隊長の手合わせページ17

「いいねいいね、訓練大好き！」
「・・・俺なんかが相手で悪かったな」

　満足げな表情をしながら自分が訓練に使っている木刀を取り出す、総隊長の加州清光。申し訳なさそうな表情をしつつ、木刀をぎゅっと握り、さらには布を深くかぶって自分の顔を隠す副総隊長の山姥切国広ことまんば。

　なぜステータスをほぼすべてカンストさせている自分たちが手合わせの内番を組まれたのか。まんばはそれとなく理由を聞いてみれば「この組み合わせの手合わせ見たことない」だそうだ。

　ちなみに現在、この内番を組んだ本人である審神者は手合わせが行われる庭にある縁側に座り、いちごオレを飲んでいる。完全に観戦する気だとまんばは審神者を横目で見ながらそう思う。

「じゃあ」

　審神者が口からストローを離すと、言葉を切りだす。その瞬間、お互いの目が殺気溢れる目へと変貌していった。二人には、もうお互いしか見えない。そんな様子を悟った審神者は「開始」と大きな声で告げた。

　この本丸で機動が高めなまんばが、最初に動いた。加州の背後に回り込もうとステップを踏むが、加州は決して自分の背後を見せない。横に動くまんばをしっかりととらえた時、木刀を構えなおしそのまままんばに向かっていった。

「オラオラオラァッ！」
「！」

　縦、横、斜めに木刀を振り下ろすが、すべてまんばは木刀をぶつけ合い防ぐ。そのたびに、木とは思えない程の低く、鈍い音が審神者の耳に刺さるように聞こえてくる。・・・これ、手合わせだよねと信じて疑わない審神者はいったん距離をとった二人を交互に見る。

「どうしたの、もう終わり？」

　加州がそう言って余裕そうに挑発をしかけてはみるが、彼は額に汗を滲ませていた。それは、まんばも同じ。・・・錬度は5ぐらいの差だというのに、ほぼ互角に見える。それは加州が相手の動きをしっかりと読んでいるからだろうか。

　・・・脳筋の副総隊長とは違って。
---

加州とまんばの内番が見られたので、戦闘描写練習がてら書いてみました(笑)

この二人が戦ったら終わりが見えない気がする()