２６話 「ふざけるな」 ページ31
Aside
・・・どうやら、勝ったようだ。ルカリオ最強説が浮上したかもしれない。
しばらくの沈黙を破ったのはトレーナーだ。
「・・・じゃ、僕の負け・・・ってことで、ルカリオ」
『・・・何』
・・・その時、俺達はとんでもない言葉が耳に届いた。
「僕の所に戻ってきなよ」
「・・・は？」
・・・何言ってんだ。コイツ。
『・・・どうして僕が行かなきゃいけないの』
ルカリオも、意味不明だと言わんばかりの声音でトレーナーに問いかけた。
「君、強くなったじゃないか。強いポケモンは僕の所に居れる資格があるんだ。
・・・A、オーロットとルカリオ、交換してよ」
オーロットが入っているモンスターボールをこちらに差し出すトレーナー。
「・・・」
俺は、ルカリオのボールを握って、トレーナーの元へと歩いた。
・・・ルカリオは、信じられないと言う顔をしている。
・・・ルカリオ、そう言うことじゃないんだよ。
ちらっとトレーナーの顔を見ると、口角が上がっていた。
パァン！！と、とても鈍い音がコボクタウンに響き渡る。トレーナーは自分の頬を抑えてる。
当たり前だ俺が殴った。顔をグーで。
「ふざけるな」
「は？」
「てめえ、ポケモンを何だと思ってやがる？」
胸倉を掴んで問いかける。こんな健全な世界に、こんなドス黒いトレーナーがいるなんて、思いもしなかった。
「ポケモンは道具じゃねえんだ！ちゃんと命がある立派な生き物なんだ！それを・・・
てめえは、道具のように扱いやがって！」
「それ、君が言えた事なの？」
「は？」
「さっき、もろはのずつきをルカリオがかわしたとき・・・君、言ったよね」
『・・・ルカリオ、神速は指示してないよ。次から気をつけて！』
・・・あの指示だろうか。
「君だって、ポケモンは自分のいいなりになっていればい言って、思ってるんじゃないの？」
あの時、勝手にルカリオが神速を出した事を注意したのは、もちろん訳がある。
アニメのポケモンで、コルニのルカリオの事だ。あのルカリオは、独自の判断で技を出していた結果、メガシンカした時に暴走する羽目になった。
その状態がルカリオにもあったら嫌だったんだと思った。・・・これを話しても、信じて貰えないだろう。
２６話 「君よりはよっぽどマシ」→←25話 「最悪なトレーナーの考え」
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天月マッチ - わかりました！ありがとうございます！ (2016年1月23日 1時) (
レス) id: 1cde17d36c (このIDを非表示/違反報告)
天月マッチ - リメイク前でも大丈夫です！よろしくお願いします！ (2016年1月23日 0時) (レス) id: 1cde17d36c (このIDを非表示/違反報告)
六芒星玲音(プロフ) - 天月マッチさん» あ、僕天ですか？僕天はリメイク中なんです。Ｐａｒt２以降はまだリメイク前の話しか無いので・・・。それでも宜しければ教えますよ。 (2016年1月22日 23時) (レス) id: 9268dc9d0d (このIDを非表示/違反報告)
天月マッチ - そこのところをコメントお願いします！(下のコメントの終わり方が中途半端になってしまったうえに、初対面の方に対してタメ口でコメントをしてしまったことについて、すみませんでした) (2016年1月22日 21時) (レス) id: 1cde17d36c (このIDを非表示/違反報告)
天月マッチ - 初めまして！天月マッチと申します！この小説と関係が無い話で申し訳ないのですが、六芒星玲音さんが書いていらっしゃる「ぼくは天使に会ったようだ。」という小説のパスワードを教えてもらえませんか？無理だったら妥協するので (2016年1月22日 21時) (レス) id: 1cde17d36c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：六芒星玲音 | 作者ホームページ：
作成日時：2014年9月23日 21時
