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紫side
桃「のん、あっち｣
俺を見上げる望はすっかり流星へと興味は写ったらしく照史や神ちゃんがおる流星の方を指さしあっちへ行きたいと訴えてくる。
紫「はい。どーぞ」
望の脇の下へと手を入れ下ろしてやれば、トタトタと流星の元へと走っていく望
黄「のんちゃん、走ったら転ぶで」
淳太が慌てて声をかけるも、その言葉とほぼ同時に、足をからませ転んでしまう。
桃「ふぇ？、、う、う、う”わぁー！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
橙「あららぁ大丈夫か？」
橙「っしょ、いける？」
泣き始めた望を1番近くにおった照史が目の前にしゃがみ、転んだままの望を立ち上がらせる。
橙「怪我は…おん。してないな。」
桃「あ”ーう”ぁー」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
橙「のんちゃん、大丈夫やで。大丈夫 大丈夫」
望の全身を確認した照史は自身の膝の上へと望を乗せて背中をこすってやっている。
青「…だいじょぶ？」
クイクイっとあきとの服を引っ張り望を心配そうに見つめる流星
橙「ん〜？せやなぁ」
流星に問われるも泣き止みそうにない望むの顔を見ていつもの下がり眉を更に下げて困り顔の照史。
青「なぁ。だいじょうぶ？どっかいたいん？」
今度は照史に抱きついて泣いとる望の顔を覗き込んで問いかける流星
桃「う”ーせー たいたいーﾋｯｸ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
青「いたいん？」
桃「ング、ｽﾞﾋﾞた”いたいﾋｯｸ」
青「どこがいたいん？」
桃「たいたい、｣
流星が話しかければあんなにボロボロ零れとった涙が秒で止まり、流星の問いに同じ言葉を繰り返す望は、痛いんとびっくりしたんが混ざっとるんやろなっといつの間にか隣におった神ちゃんが笑いながらこっそり教えてくれた。
青「あんなぁ、おれ、まほうしっとんで」
桃「まほー？」
青「ん。あんなぁ、まほうやったらいたなかなるんで」
「のぞむに、とくべつにかけたる」
桃「ほんと？」
青「おん。いくで？」
「いたいのいたいのーとんでけー」
流星の言う『まほう』は、俺も昔よぉ母ちゃんや、姉ちゃんにかけてもろたやつやった。お兄ちゃん顔で望の肩を撫でて上へと振り上げる手はやっぱり長男って感じや。
青「まだいたい？」
桃「たくない！」
「うーせーしゅごい！」
痛くないよ。っと照史の膝上から降りてぴょんぴょん飛び跳ねる望は目を輝かせ、何度も「うーせーしゅごい」を繰り返しとる。
黄「なぁ、天使が見えるんやけど」
橙「奇遇やな。俺にも見える」
紫「やばい」
赤「な」
緑「ｶｼｬ」
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苺虹夢(プロフ) - 凜香さん» 嬉しいコメントありがとうございます！今月中に1話投稿したいとは思っております。 (2月22日 6時) (
レス) id: 65227f9fc3 (このIDを非表示/違反報告)
凜香(プロフ) - 何時も楽しく読んでます。そして続きを楽しみにしています。よろしくお願いします (2月22日 2時) (レス) id: 5d62be85dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：苺虹夢 | 作成日時：2023年8月17日 23時
