接し方No.35 ページ37
その頃こちらでは
「天童さん、自分で言ってました」
「え、ええぇぇえ……」
「まぁあの人ならしかねないですからね」
「そうね……」
なんか一人で悶絶して悩んでたことが馬鹿みたいだ
あーあ、完璧美少女プリティーガールのAちゃんはどこに行っちゃったんでしょ……
ホント、今日の私は異常すぎ
たかが、花火大会に誘われただけ……
たかが、瀬見
悩む事なんて無いはず……
「で、Aさんは行くんですか？行かないんですか？」
「随分と直球だね……」
「じゃないとこの話終わりませんから」
「あ、はい｡瀬見には行くって言っちゃったし、何だかんだで花火大会は楽しみだし」
「行くんですね」
「うん、二人ってのが腑に落ちないけど」
太一に話したら、いくらか心が楽になった
やはりなんでも話してみるもんだな
さてさて、休憩も終わる頃だしもう戻らねば
太一に『行こ？』と声かけると太一は不満そうな顔で私を見ていた
「え、なに」
「何着ていくんスか？」
「は？」
「だから何着て行くんですか？って」
「また随分と唐突な……」
「折角の祭りです｡どうせなら綺麗なAさんで行ったほうが良くないっすか？」
「ん？綺麗？」
「はい、綺麗な……」
自分の言ったことに気づいたのか、ジワジワと顔を赤らめていく太一
え、なにこいつ
今、私のこと『綺麗』って言ったのか？
そんなふうに思っててくれたんだ！と思った矢先、普段の私は対して綺麗じゃないと言ってるようなものだと気づき、腹が立った
「へー綺麗ねぇ……ふーん」
「忘れてください、あわよくば俺の存在ごと忘れてください」
「いや、忘れないから｡お前の事は忘れないから」
「イケメン……」
「どや」
「ブス」
「ｱｧﾝ？」
すかさず太一にチョップをかます
私の事『綺麗』って言ったことは忘れねぇからな
それよりも、浴衣ねぇ……
まぁ浴衣はあるし、確か伯母さんが着付け出来た気がするし
折角のお祭り、相手は瀬見だけど男と2人
少しは女の子意識してみようかな
「浴衣着ていく」
「イテテ……お、浴衣着てくんですね｡ゴリラにもようやく春が来ましたか」
「今夏だし、『綺麗』って言ったくせに？」
「も、やめてください……」
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堕天使☆(プロフ) - 変人です！さん» ありがとうございます！つ、疲れが消えた!?そこまで言ってくれて感激です！これからも頑張ります!! (2016年11月27日 8時) (
レス) id: 160ac44d52 (このIDを非表示/違反報告)
変人です！ - サイコーです！！ 日々のストレス&疲れが、一気に消えました！ これから、頑張ってください！！ (2016年11月27日 1時) (レス) id: e23e493c1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使☆ | 作成日時：2016年10月17日 16時
