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接し方No.24 ページ25

「うおー懐かしの宮城」

「数時間ぶりに帰ってきただけだろう」

「若利には冗談が通じないィィィ……」



外はもう真っ暗

Aはバスから降りると、大きな深呼吸をして、数時間ぶりの宮城とやらを堪能している


でも、俺はまともにAを見れなくて、バスでした会話を最後に全く喋っていない

本人は気にしていない様子だが……


あああ、アレは反則だろうが

思い出しただけでその辺を転がり回りたい



「英太君ー」

「見るな天童。見たら殺す」

「最近の英太君は俺の扱いが酷いね!!」



地面でうずくまっていると、天童に肩を叩かれた


クッソこいつ分かってて来てやがる
見なくてもこいつがニヤけてるのがよく分かる


そんなに今の俺の顔が面白いかよクソが

そんなに真っ赤になった俺の顔が面白いかよクソが!!


ああああ、こいつをドラム缶に詰めて山に埋めてぇ……



「良かったね〜、名前で呼ばれて」

「お前いつから起きてた」

「んーとね、Aちゃんが『ねぇねぇ〜』って言ったところからア゙ア゙ア゙ア゙ア゙痛い痛い!!」



真顔で天童の髪の毛をむしり取ろうとする

ああもう、思い出しただけで恥ずかしい


いっそ髪の毛ごと、記憶も一緒に引っこ抜いてやろうか


すると、そこに白布と川西がやってきた

しかもかなり眉間にシワを寄せて
こいつらこーゆー時だけ表情豊かだよな



「リア充爆発」

「ブフォ、ちょ、賢二郎」

「いきなりなんだよ」

「リア充は死ねばいいと思います」

「俺も白布に参戦します」

「だって俺ら」

「「親友だから」」

「あくまで真顔なのがすごいわ」



真顔で腕を組んだ白布と川西

その横でゲラゲラと笑い転げる天童
なんだこれ

珍百景かよ


何か腕を組んだまま回り始めた白布と川西を放って、体育館へ歩き出す




「瀬見!!ジュース買って!!」

「金ない」

「嘘つけお前がアクエリ買ってたの見たかんな!!」

「ちょっと待てどこで見てた」



Aはもう苗字呼びに戻ってる

もう一回、下の名前で呼んでほしいな
なんて



「乙女だネ!」

「はっ倒す」

「キャアアアアアアアアアア」

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堕天使☆(プロフ) - 変人です!さん» ありがとうございます!つ、疲れが消えた!?そこまで言ってくれて感激です!これからも頑張ります!! (2016年11月27日 8時) (レス) id: 160ac44d52 (このIDを非表示/違反報告)
変人です! - サイコーです!! 日々のストレス&疲れが、一気に消えました! これから、頑張ってください!! (2016年11月27日 1時) (レス) id: e23e493c1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:堕天使☆ | 作成日時:2016年10月17日 16時

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