菊酒の完成って事で、今夜はパーリナイッ!!!準備や準備〜!!! ページ14
ガサガサ
ピチョン…ピチョン
ドクン、ドクン
騒めき始める全ての音は、誰が合図かもわからない。ただ目を瞑って直感で感じるのだ。
感じなければいけない
付喪神とはいえ、ここも神のいる神域…本当の神の領域になってしまうから早めに戻さなければいけない。
私がここに入れるのは約数十分、後数分で帰らなければ私は戻れなくなる。
………〜…ッ………………ッッ…………
なんの音だろうか
はっきり聞こえない。さらに耳を澄まして聞いた。
綺麗な音。誰も真似が出来ない鳴き声
鳴き声…
そうか
「そこか」
足を進める
バシャバシャと水の音を立てて、【それ】の前に菊を差し出す。
すると【それ】は『ピピ〜』と鳴き声を鳴らしては首を下げて菊の中へと吸い込まれるように入っていった。
『応』
【それ】の声は私の頭に直接伝わった。
正解という事で、術で水の入ったガラスの壺を出しては菊をその中に入れるとシュワ〜ッと泡を吹かせて消えていく。
術で出したから新鮮な水だと思うが
今回、神が音を鳴らしたものは【小鳥】の鳴き声だ
小鳥は『去る』もしくは『告げる』を意味してるんだよな〜。何かが起こるのか、それとも私自身のことか。
「解除……っと、出来たぜ〜、宴だ宴ー!!」
薬「大将、その前に服着替えねぇーと。
あんた、水の上をバシャバシャ走っただろ」
そういえば、服が異常に重かったのはそのせいか。
すっかり忘れてた
そう思いながら、靴下を脱いで縁側へと上がった。
長谷「主、風邪を引きますのでお着替えを」
「ありがとう、へし切長谷部。
薬研、歌仙と燭台切に今日は豪華な御飯って言っておいて、少し早めの夕餉にしよう。
宴の準備は、私も着替えた後に手伝うよ。
一護一振、三日月宗近、へし切長谷部はみんなに伝えておいて、プラス、咲耶と地春を呼んできてください」
「「承知した/しました/したぜ」」
彼等と一旦離れて自身は審神者部屋へと向かった。
部屋に入れば周りの声は小さく、ここは静かに感じてはパサッと服を脱いだ。
下着だけとなっている自身の身体
何も傷はなく、色も焼けてない。
人に似て似つかないこの身体は何度も刺したことがある
いつも、傷が治る度私は刺す行為を繰り返した
咲耶、地春、薬研……と
守る為の道具なのではなかったあの時、彼等に申し訳ないことをしてしまった。
あの頃はずっと後悔していた
コンコン
すると襖からノックが聞こえた
人影は二つ。
彼等だろうとわかった
シリアス〜!!面白味がねえのは私のTO☆KU☆GI☆→←九月といえば?アレをやっちまおうぜ!!!
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作者名:ハクリン☆(中二病JK) x他1人 | 作成日時:2018年4月16日 0時