第17話 ページ19
rb side-
『ロボロさん。昨日は失礼しました。呼んで頂いたのに突然帰ってしまって申し訳ないです。』
朝早くからAが監視室を訪ねてきた。頭を下げるAに俺は驚く。
(昨日のは俺が悪かったのに……)
rb「そんな、俺の方こそごめんな。」
Aはホッと胸を撫で下ろす。緊張していたのだろうか、ちょうどさっきまで手のあったところのズボンがシワになっていた。
『ところで、昨日の用件はなんですか?』
下げていた頭を上げ、Aはそう尋ねた。敬語が抜けていない。人格変わってるんかな。
rb「そうそう、昨日はこれを渡そうとしてたんだよ。」
そう言って俺はAにインカムを手渡す。Aは手の上のものを不思議そうに見つめる。
rb「これはな、インカムやで。」
見かねた俺が話しかけると、Aは驚いた顔をしたのち、照れくさそうに笑った。
rb「ここについてる宝石見てみ。」
俺はインカムの横についている宝石を指差す。するとAはその宝石と同じくらい目をキラキラさせた。
『虹色……ですね』
rb「そうやで。皆で決めたんや、Aはこれがいい。」
この宝石は皆で決めた。そう……皆で……。
『なんでこの宝石なんですか?』
インカムの横の宝石にはそれぞれのイメージが関係している。例えば俺はピンク。
rb「Aの色はな、決まんなかったんよ。あの人格の時は何色だけど、この時は違う!とか皆で大盛り上がりやった。
そしたらグルッペンがな。
〘Aの色は虹色だ!!!!〙ってね。」
俺は話したことこそ無いが、監視カメラの情報を頼りにその話し合いに参加していた。
他の皆も分からなくても意見を出していた。少なくとも、あいつよりは。
『なるほど、皆さんが………。とっても嬉しいです!!!』
Aが笑う。その笑顔に俺もつられて頬が緩む。俺は一通りの操作説明をして、Aは「ありがとうございます。」と帰って行った。
俺にはあの笑顔が嘘には見えんけどなぁ……
オスマン。
em side-
昨日はゾムさん達が図書室を荒らしていったので、整理をしなければ。
床の上に散らばった大小様々な本を見て、私はため息をつく。
私が一人整理をしようと思い、床に落ちた本に手を伸ばす。
ガタッ
em「!?」
………物音がしますね。あのメンバーが図書室にいる事などほとんどない。
観光客か?
俺は物音のした場所を目指し、ナイフを構えた。
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人格 8/????
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ザックザク(プロフ) - 夢みた猫さん» コメントありがとうございます！！読んでいただいて本当嬉しいです！！！元気になりましたwwほんとありがとうございます！！！ (2020年5月19日 14時) (
レス) id: 4500345d4c (このIDを非表示/違反報告)
夢みた猫(プロフ) - 更新ありがとうございます！私は初コメですが、楽しく読ませてもらっています！他の方にはなかなかない設定なので内容はなんとなくではありますが覚えているので大丈夫です！これからも楽しく読ませていただきますので、頑張りすぎない程度に頑張ってください！ (2020年5月16日 14時) (レス) id: 1ac7f0a6ed (このIDを非表示/違反報告)
ザック(プロフ) - かなとさんありがとうございます!気付きませんでした。 (2019年10月17日 20時) (レス) id: 4cb8e8b04b (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年10月17日 20時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ザック x他1人 | 作成日時：2019年10月17日 20時
