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ジャ｢それでコイツ殺したあと、自分も死ぬつもりやったんやろ？
知らんふりしたってむだやで？俺のこの目がガッツリ刃物振り回してるの見たしな｣
母｢あんたは、知ってたの？
私があんたを殺すって｣
ナ｢最初はあなたを信じてました、私に謝った時までは
でも、食事の時私が席に戻ったらワイングラスのふちに何か塗りましたよね？指紋や後がありました
ついでに中にも、粉末が溶けきれずに残っていましたよ
アレは食洗機ではなかなか落ちない、犠牲者を増やさないために割ったんです
そして、カバン、私が右に立ったら左側、左に立ったら右側にやりましたよね
中身を見られないために｣
母｢そう…｣
ナ｢信じてたのに、心を入れ替えたんだって思ったのに…
あなたは何も変わっていなかった｣
母｢だって、あんなに暴力ふるっても養護施設に入れても今は幸せって言うのよ！
私なんて家事してプライベートの時間も子どもに奪われて、やっと夫と別れたと思ったら借金まみれ…
それなのに、なんであんたは幸せなのよ！！ふざけないでよ｣
ジャ｢うっさいねん！！！｣
ナ｢ジャッキー……｣
ジャ｢だらだら話しやがって、よぉ聞いたら
他人が幸せなの妬んで他人を巻き込む身勝手なだけやんか
お前こいつ殺したって自分死ねるほど根性ないやろ！
それなのに自分が死ぬまでそうやって他人巻き込み続けて、
こいつなんてな、あんたに捨てられて最初の方はずっと一人やった、
それなのにいじめられたって、何されたって、叫ぶはおろか泣きもせえへんかった、ずっと一人で戦ってた…
5歳やったこいつに今のお前は負けとんねん…｣
母｢……うわぁーーー！！｣
ｸﾞｻｯ
ナ･ジャ｢……！！｣
母｢…一つだけ、間違いよ…自分で……死ぬ根性くらい……あるわよ……
あんたの……幸せも……壊してやりた……か……った｣
ﾊﾞﾀﾝ
ナ｢………お母さん！！｣
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作者名：べに | 作成日時：2017年12月6日 16時
