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お医者さんの話が終わってから、
頭が回らなくてぼんやりする。
どうやって病室に帰ってきたんだろう。
ジミン、かな。
「これ飲んで。
好きでしょ？ホットチョコ。」
僕は大人だからこれ。そう言って椅子に腰掛けブラックコーヒーを啜るジミン。
ホットチョコ。
テヒョンがよく飲んでたから、
好きだったから私も好きになった。
『大人は、ブラックコーヒーなんだーって、
テヒョンもよく言ってたなぁ。
これね、テヒョンが好きだったから、
私も好きになったんだぁ。笑っちゃうよね。』
「…A。」
『んー？』
「会いに、行かないの？」
ジミンは缶コーヒーの蓋をいじいじしながら、
掠れた声でいう。
『……ジミン、私、会えないよ。
会う資格ない。』
「…何言ってんの？
テヒョンアはAのこと待ってる。」
『待ってない。きっと私のこと恨んでるよ。
私がいなかったら、こうはならなかった。
…私を庇ったから。
私が幸せになろうとしたから、っ』
「A。
それ以上言ったら、怒るよ。」
柔らかい細い目が、声が、
今はどんなものよりも鋭く突き刺さる。
怒りを含んだ声は、決して大きくはないのに、
この病室にひどく響いたように聞こえた。
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k-pop大好き - とても、切ないお話でした。。推しがテテなので、過去に失った大切な人がテテと知ってモヤモヤしました。。最後、テテが主人公を呼んだ時に涙が止まりませんでした。。 (2021年1月4日 13時) (
レス) id: 148acec4a4 (このIDを非表示/違反報告)
kore(プロフ) - あきさん» あき様、コメントありがとうございます。面白いと言っていただけて嬉しいです…！私も書きながらどんよりした気持ちになりましたね…。なのでハッピーケース！！ハッピーになってもらえたらなと思います！！ (2020年10月9日 22時) (レス) id: 2761e1482c (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 読み進めていくなかで覚える違和感、最後の一行ですっきりしました。が、気持ちは、、、泣。どうかハッピーケースが訪れますように！とても面白かったです！！他のお話の更新も楽しみにしてます。 (2020年9月7日 1時) (レス) id: 93ffcf3bfd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バム. | 作成日時：2020年9月6日 3時
