第一話 ページ2
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轟音と共に舞い散る埃や砂。先ほどまで見えていた豪勢な館が一瞬にして崩れ去るのを見て、隣にいた硝子ちゃんがやばと笑っていた。
やっとるなぁと目の上で見えやすいように傘を作る。瓦礫の上をうまいこと歩けば、館の面影なんてない荒地が。
『あーあ、また先生に怒られてまうやん』
「いいんじゃない。私ら悪くないし」
歌姫せんぱーい、と語尾を伸ばして硝子が手を振った。先輩が涙目になりながら階段を駆け上がってくる。
「硝子、A!あんたたちはあの二人みたいになっちゃダメよ!!」
「あはは、なりませんよあんなクズ共」
『あんまり揶揄ったったらあかんで二人とも』
へいへい、と適当にあしらっては僕に抱きついてくる悟くん。そんな悟くんを見て、歌姫先輩はじろりと睨んだ。
別にめちゃくちゃ犬猿の仲だという訳じゃないのに、この仲の悪さはなんだろう。
「それはそうと君たち、帳は?」
冥さんの言葉に、やってしまったと頭を抱えた。
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霜凪(プロフ) - の〜さん(旧もこ)さん» 前と同じで愛されです!ご心配なく! (3月13日 20時) (レス) id: f1844d219c (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん(旧もこ)(プロフ) - コメント失礼します!この小説は前と同じで愛されでしょうか?私呪術廻戦のキャラ全員推しなのと男主、嬉しいです!出来たら全員に恋愛的に愛されたいです。無理ならすみません。更新頑張ってください!楽しみにしてます! (3月13日 17時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霜凪 | 作成日時:2024年3月2日 8時