男子中学生。【テニプリ】

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「………。｣









自分の顔の体温が上がっていくのがわかる。

顔が近いとか意識した事が無かっただけで結構恥ずかしいことをしてしまったのだろうか…。








「…ご、ごめんね」







めっちゃ恥ずかしい。こんなに恥ずかしいと思ったのは久しぶりだ。









「…いや、先輩があやまることじゃねーし……」








私に気を使ったのか
まだ顔の照りが残っている赤也がボソッ下を見ながら呟く。









はたから見ればどれだけ可笑しな光景だろうか



マネージャーと部員1人が向かい合いお互い顔を真っ赤にしており、部員は尻もちを着いている体制。





シュールにも程がある。









「…あ、そういえば俺先輩に「赤也ーー！！」









赤也が何かを思い出したのかパッ！と顔を上げ、喋り出したかと思うと
幸村の声が重なった。









「Aも。早く着替えないと授業が始まるよ」









「やべ！！」



「あ！！」






そうだった、その事を言いに来ていたんだ。







「あ、後は私がやるから、赤也ははやく！着替えを！」




テンパってしまい上手く口が回らない






「ありがとうございます！！」


焦って立ち上がり部室へダッシュする赤也。








「(やばい、遅刻する…！)」







少々雑にボールをカゴになげいれる









《あー、めっちゃかっこ悪ぃ…。》

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