男子中学生。【テニプリ】

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「ゆ、幸村……」




「何！！」









余程興奮しているのか私の手を掴んで行くことに全く気づいてない









「あーー！！幸村とAが手握ってるーー！！」









急に爆弾ボイスで聞こえてきた声。

その声の持ち主は学年一のお調子者とも言える人のだった。








男女が手を握ってる


中学生にとって手を握るなど些細なことでも男女の触れ合いはとてもいいネタになる。









「……あ、ごめん、」









その声で幸村手を掴んでることにに気づいたのかパッと離し、


徐々に顔が赤くなっていく








「い、いや別に…」








お調子者の声のせいで廊下には人だかりができていた
男女いろんな人が集まってしまった









「(悪目立ちしてる……)」









多分今わたしの顔は幸村の事を言えないくらい真っ赤だと思う



恥ずかしい。なんで今日はこんなに恥ずかしい事が怒るのか……








「(…やばい、泣きそう…)」








恥ずかしすぎてちょっと涙目になってしまった



それを隠すように下を向く









「……本当にごめん。…｣









まだ地味に赤い顔で落ち込んでるように幸村が自分のクラスへ戻って言った









《最悪…。絶対嫌われた》

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