男子中学生。【テニプリ】

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準備も終わりかけている時いつものように5分前に慌てて入ってくるもじゃもじゃが見えた






「おはよう、赤也」





丁寧に作業を止め挨拶をする






「おはようございます！！！」





それと反対に赤也は目もくれず反射的に挨拶を返し、そのまま猛ダッシュで部室に入っていく









今日は怒られずに済みそうだね…赤也









さて、いつも通り朝練が始まったのでこっちはベンチに座りスコアの確認をする。





3年間もやるとさすがに慣れたよね
スラスラとペンを休めることなく書いていく








「なぁ、」







急にスコア表が暗く影がかかり上から声が聞こえてきた。






まぁ、声で誰かは分かってるんだけどね









「どうかした？丸井」









ゆっくり顔を上げ丸井と目を合わせる







ハードな練習に息を切らしながらタオルの場所を聞いてきた。








「あぁ、ごめんね。向こうのジャッカルがいる辺にあるよ」






くいっ。とジャッカルの方を顎で軽く指さす







「…サンキュ」





何故か不満げで何か言いたそうな丸井。




「…どうかした？」





「いや…」




言いにくそうに目線を逸らし首に手を当てる丸井






「…お前さ…ジャッカルは名前呼びなんだな…」






小声で目線も合わせずに言う





心なしかちょっと頬がうっすら赤く染っているように見えた

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