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『..........Aお姉ちゃん。どうして、そんなに怒ってたの？』
『どうしてそんなに辛そうだったの？』
『私に、私に言ってくれれば....＿＿＿＿＿＿＿＿』
「は？」
『へっ？』
今、こいつはなんて言った？どうしてそんなに怒ってたのか？辛そうなのか？
なにをほざいているんだこの莫迦は。
それも全て、お前のせいに決まってるだろうが。
全て無意識にやってたのか？
昔のことを。ずっと前に、お前が私の宝物を壊したのも。お前が私の部屋をぐちゃぐちゃにしたのも。
私の貯金を勝手に使ったのも。
あの家で、私の居場所を奪ったのも。
全部、無意識のうち？
「なん、っだよそれ.......
私を苦しめてたことでさえも気付かなかったんだ....。
私がこんなに苛ついてんのも怒ってんのも、今すぐお前を殺したいのも全部なんのせいだと思ってたの？
お前は頭がお花畑なの？少しぐらい考えろよ。なにが原因で、それによってなにが引き起こされて、
それ故、今の事態になっているかぐらい、考えろよ」
だんっ、と壁を叩きつける。
じんじんと痛みが広がっていって。でも、なんだかその痛みさえ私の苛立ちを無くすことはできなかった。
収まらない怒りは、人間の五感を低下させるらしい。
後ろからくる絵心にも、廊下を通っていた選手達の静止の声にも私は気づかなかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
No＿＿＿＿side
「A落ち着いて、深呼吸しろ。一度電話は切っていいから」
絵心がAの背中は撫でながら宥めるがそれも失敗。
人間の怒りというのは強力なもので。それで頭がいっぱいになってしまう。
それ故、他のことなど、頭に入らないのだ。
だからこの時Aは絵心に声をかけられていることでさえ気付かなかった。
それほどにAの家族への恨み怒りは強大で。
いつも冷静な彼女さえもここまで我を忘れるほど怒りに震えている。
絵心は、Aの家族である、母、父、そして妹の瑠花に対して静かに怒りを募らしていた。
元々顔に出ない絵心であったが、
アンリでさえも気づくぐらいには怒りのオーラーが出ていた。
それはAを守るための感情であった。
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たろ。(プロフ) - こっちも書いて♡（うちわ）あんまり興味なかったけどこの作品読んで絵心さんいいな…と思いました！千切くん推しだけど絵心さんと帝襟さんの優しさに溺れたい…好きになっちゃうじゃんこんなの！ (5月3日 14時) (
レス) @page19 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
雪女 - 更新楽しみにしてます🙂冴くんとかの見てみたいです (4月23日 13時) (レス) id: 6c1d2855e5 (このIDを非表示/違反報告)
そっち - 面白くて、一気読みしました！カウセリング蜂楽くんもお願いしたいです！主様のペースで、更新待ってます！応援してます！ (6月19日 18時) (レス) id: 5bcd0bb3ca (このIDを非表示/違反報告)
イースと(プロフ) - この小説が大好きでやってきました。カウンセリングですが、 蟻生くんとか斬鉄くんとか見てみたいです！糸師凛くんは想像がつかないのですが、見てみたさもあります()もし、お書きできるようなら書いて頂けるのならすごく嬉しいです！これからも応援してます！！ (2023年4月8日 0時) (レス) id: 8d010d40d8 (このIDを非表示/違反報告)
由花 - ひおりんのカウンセリング書いてくれるのはありがたいです✨やっぱり氷織・烏・乙夜は必要だと思います (2023年4月6日 10時) (レス) @page7 id: 4bd4611197 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間 x他1人 | 作成日時：2023年4月4日 10時
