24話 ページ32
r「転生したら姿変わるんですよ」
聞いてないです
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転生したばっかりで
記憶が混乱している
がんがんの鳴り響く頭を抑えながら周りを見渡してみると
グルッぺンがいきなり拍手をしだした
gr「素晴らしい！！」
その声はどこか興奮していて
顔が高揚していた
その顔に少し恐怖を覚えたがすぐに正気に戻る
gr「A！！今日からお前は聖女だ！」
嬉しそうに
楽しそうに笑う彼
となりには絶望した顔のなおさんが椅子に座って下を向いていた
あぁ、そっか
聖女になれなかったら城下町に行かなければ行けないんだったな
グルッぺンが拍手をしだすと周りの幹部たちも歓声をあげる
そんな中なおさんだけが私を睨みつけていた
彼女は椅子からガタッと立ち上がり
机に置いてあった肉を切る用のナイフを握りしめ
こちらに1歩1歩と近づいてくる
no「あんたさえいなければ」
no「あんたさえｯｯ！！！」
憎しみの籠った声でこちらに近づいてくる
no「私はいっつも頑張ってた！！！！あっちの世界でも！！！！可愛くなるためにケアは怠らなかったし成績優秀で性格もよしで完璧美少女を演じてたのに！！！」
no「なのにｯｯ！！なのになんであんたが私より上を行くのよ！！」
no「私の方が....」
no「私の方がこれまで苦労してきたのよ！！！！」
悲痛の叫びに近い声を上げる彼女
周りの幹部たちはあっけらかんだった
彼女が私の目の前まで近づいてきたが私は動かなかった
彼女が私に似ていたから
彼女が持っていたナイフを振り上げる
私は下を向いたまんま。
後ろから幹部が追いかけてくるがもう間に合わないな
ｷﾝｯ━━━━━━━━━と音が鳴り響き
ナイフが私の後頭部目掛けて降りかかる
だがいつまで経っても痛みは襲ってこなかった
no「......なんでよ」
no「なんであなたは逃げないのｯｯ！！！！」
彼女がギリギリのところでナイフをとめて
そう叫ぶ
「そうですね....」
「私に...似ていたからでしょうか」
顔を上げて彼女の顔を見ながらにっこりと笑った
彼女.....いや、なおさんの頬には1粒の涙が零れ、
床のカーペットにシミを作っていた
小さな嗚咽が響く
私の後頭部スレスレまであったナイフはスローモーションがかかったかのように床に落ちていった
ｶﾗﾝｯと鉄製の音が足元で聞こえた
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るきあ(プロフ) - なおちゃんルートが良いんですけど投票…負けるな（泣） (2022年1月14日 0時) (
レス) @page35 id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
ネオ(プロフ) - コメント失礼します！私個人としてはにじさんじが読みたいです！よろしくお願いいたします。 (2022年1月5日 12時) (レス) @page47 id: 87cf425ade (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 西園寺麗奈さん» コメントありがとうございます！文ストですね！票に入れておきます！！！！ｺﾒﾝﾄｱﾘｶﾞﾃｪ⤴︎ ⤴︎⤴︎ (2022年1月5日 11時) (レス) id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)
西園寺麗奈(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも応援させていただいております…！個人的には文ｽﾄが読みたいです…よろしくお願いします！ (2022年1月5日 11時) (レス) @page47 id: 187d02f989 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - ちょい遅くなりましたがアンケート終了させて頂きます！ (2021年12月16日 5時) (レス) id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：人間 | 作成日時：2021年11月23日 11時
