嘘つきお姫様2 (ページ10)

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五十八話ページ10

クルクルしている荷物を

奪い取るタヨリ

タヨリ｢イヤイヤ！どれも大切な荷物だよ！
丁寧に扱ってね？｣

苦笑している

すると…奥から

チビデブがきた

確か…こまめだっけ？

こまめ｢君達、腕章がズレてますよ！｣

腕章ぐらいで…うるさいな

タヨリ｢おはようございます！こまめ局長｣

ボルト｢ちっちゃ…！｢うん？｣いえ！｣

ボルト…分かるよ！凄く

こまめ｢腕章！
それとお客様の荷物をお預かりすると
言うのに…なんですか！
その汚い爪は！
ご覧なさい！
整理整頓の精神が、この里の郵便網を
支えているのです！｣

…なんなの！

このチビデブ！

ボルト達に失礼よ！

この私に対しても！

シカダイ｢あの…俺たちは、アカデミーから
見学しに来ただけでして｣

シカダイが苦笑いしている…

こまめ｢もちろん、知っていますよ？
何を隠そう、私も忍術に
心得がありましてね｣

なんか…やり始めたけど

なんなの？本当に

ミツキ｢あれ何？｣

シカダイ｢関わるな…｣

｢変わった人だね…｣

ボルト｢だな…｣

それから…タヨリに連れられて

郵便物を届けに行っている

タヨリ｢局長さん…悪い人じゃないんだけど
細かくてね｣

シカダイ｢めんどくさそうな人っスね…｣

うん…めんどくさい

タヨリ｢まぁ…しばらく大変だと思うけど
慣れちゃえばどうって事ないから｣

ハァ…慣れたくねぇよ

私達はそれから…色々な所に

配達した

なかなか…体力いるな

ボルト達、ハァハァ言っている

｢大丈夫？｣

ボルト｢あぁ…まぁ大丈夫！｣

シカダイ｢なんとか…｣

ピンポーン…

タヨリ｢郵便です｣

モブ｢いつもこんな不便な所まで
悪いわね…｣

じゃあ…住むなよ！

バカ

タヨリ｢ハンコ、お願いします(ﾆｯｺﾘ｣

モブ｢これ！待ってたのよ♪｣

そして…今休憩中

フルーツジュース♪

美味しい(ﾆｯｺﾘ

タヨリ｢ハァ…
ああいう風に喜んでいる人がいると
この仕事をやっていて、よかったなって
思えるんだ｣

シカダイ｢郵便配達って、意外と体力いる
んですね…｣

シカダイ…疲れてる

タヨリ｢簡単な仕事に見えるかもしれないけど
地味に思える仕事こそ、手を抜いたら
いけないと思うんだ｣

｢タヨリさんは、この仕事が大好きなんですね｣

タヨリ｢まぁね(ﾆｯｺﾘ
ところで…ボルト君はさっきから
なにしているの？｣

シカダイ｢あ〜
あいつの事はお構いなく！｣

言える訳がないよね…ハハハハ