嘘つきお姫様 (ページ50)

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四十八話ページ50

焼肉を食べ終わったあと…

家にいても暇だから

私は散歩をしていると、ボルトが

カゲマサのポスターの前にいた

あっ！忘れてた…

カゲマサが影に憑かれるんだった！

よかった…

｢ボルト！｣

ボルトの後ろには、丁度声をかけようとしていたサラダがいた

ざまぁwww

ボルト｢桃華！なにやってんだよ？｣

｢少し散歩♪
ボルトは？｣

ボルト｢俺も散歩かな｣

｢あっ！カゲマサだ！
ボルトってなんだかんだで、カゲマサの事
好きなんだね(ﾆｯｺﾘ｣

ボルト｢ちげぇって！
たまたまだよ｣

｢そっか(ﾆｯｺﾘ
でも…残念だよね
続編の製作、中止になるんだって！｣

ボルト｢えっ！マジか！なんで？｣

｢あんまり詳しくは分からないけど…
ウワサでは、カゲマサの役者さんが
ストレスでとんでもない事になったんだって！｣

ボルトがあの目になってる！

後ろにいるんだっけ？

あっ！いた

｢ボルト…！あれって…｣

ボルト｢あぁ！
追いかけるぞ！桃華｣

｢うん！｣

私達は、カゲマサを追いかけた

ついて来てるな…サラダ

ウザイ！

なんなの！アイツ

あっ！工事現場到着

中に入ろっと！

カゲマサ｢おや？僕のファンかな？
わざわざ、ついてくるとは
よっぽどだね｣

野太い声…

カゲマサ｢風が…か弱き者の嘆きを運んできた
俺の目が…力無き者を守れと疼いてい
る！｣

デブのカゲマサだw

おもしろ〜

ボルト｢まっまさか！カゲマサか？｣

びっくりしてるw

｢…あの人が…カゲマサ｣

ボルト｢いやいや！違うだろ？｣

カゲマサ｢お前も…！
僕がおかしいかい？｣

ボルト｢当たり前だー！
カゲマサはこんなだらしねぇ身体して
ねぇてばさ！
…えっ…してねぇよな？桃華｣

｢してなかったと思う…｣

カゲマサ｢クソォォォ！
どいつもこいつも！｣

下に飛び降りてきた！

鉄投げてきたし！

なんなのよ！あのデブ！

カゲマサ｢焼き鳥のようにしてやろうと
思ったのに！
そうだ！
今日は焼き鳥にしよう！
鶏肉はカロリー低いからな！｣

カッコつけながら、言うか！

このバカ！

｢本当に…どうしたんだろう？｣

ボルト｢わかんねぇてばさ！
カゲマサはこんな事しねぇよ！
それに…その体｣

分かる！

カゲマサ｢大丈夫だ！
すぐ痩せる！痩せてみせるから！
今日食べてから、明日痩せるから！｣

ボルト｢えっ…えぇぇ！
言ってる事とやってる事が違うじゃねぇ
か！｣

｢確かに…｣

はやく…痩せろよ

このデブ