三十八話 サラダside ページ40
視線を向けると…
男子に囲まれている桃華ちゃん
わからない
彼女は何者なのか？
ワサビ達の件もそうだ
本当に、あの四人がしたのか？
口では、言っていても
あんな怖いことするような子達じゃない！
それに…証拠も変だ
刺すところが映っていたと言っていたけど
本当にそれだけなの？
それ以外に、何も無いの？
考えるほど頭がこんがらがる
ハァ…
ちょうちょ｢サラダ！
考え事？｣
｢うん…桃華ちゃんについて｣
ちょうちょ｢やっぱり！
ワサビ達の件でしょ？｣
｢うん…あれはやっぱり変よ｣
ちょうちょ｢でも…今それじゃないでしょ！｣
｢どういう事？｣
ちょうちょ｢男女の関係よ！
あの子が来てから、私達女子と
男子の仲が最悪の関係になった！
今では、一言も喋らなくなったわ！
目が合うだけで、睨んでくる始末よ…
ありえないでしょ！｣
｢確かに…ありえないわね｣
ちょうちょ｢だから…ここはなんとしても
男子の信頼を取り戻さなくちゃ！｣
｢そうだね！｣
なみだ｢それ、私もまぜて！｣
｢なみだ！｣
なみだは目に涙を浮かばせ、悔しそうに
なみだ｢私…悔しいの！
なんで…ワサビちゃんが
あんなことに！
絶対、あんなコトするわけない！
だから…必ずあの子の正体を暴いてや
る！｣
なみだの目は本気だ
ちょうちょ｢分かった！
一緒にやろう！｣
｢皆でやると、バレるから
最初は、私達でやろう！
上手くいき始めたら、皆に言うって
ことで！｣
よーし…
妲己月桃華
私達女子がいつまでも、大人しいとは
限らないわよ
覚悟してなさい！
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作者名：アスカ | 作成日時：2018年3月9日 22時
