二十七話 わさびside ページ29
私達は今、生徒指導室にいる
なんで…？
放課後、決闘があって
いつの間にか、螺旋階段の所にいて
それで、桃華の本性知って
そしたら…私
桃華の太もも刺していた
なんで？
全く記憶がない
私がやったの？
イヤ…やってない！
今、起こっている事を説明すれば
きっと…先生や親やボルト達だって
分かってくれる
私…イヤ！私達はしていない！
アイツに操られてたって
ちゃんと言わないと！
はやく、はやく
先生来ないかな？
ガラガラ…
あっ！きた
お母さんたちもいる
説明しなきゃ！
｢お母さん！話を…｣
バシッ…
えっ…何？
今、打たれた？
なんで？
わさび母｢あんた…とんでもないことしたわね！
なんてことをしたの！
6代目の姪を刺すなんて…
何考えているのよ！｣
｢違う！違うの！お母さん！｣
わさび母｢何が違うのよ！
証拠もあるのよ！
まだ、嘘をつくつもりなの？
この恥さらし！｣
｢証拠？｣
すると、シノ先生が
シノ｢証拠を見せよう
この監視カメラだ…
君が、仲間を使って、妲己月を押し倒し、
刺そうとした瞬間が映っているだろう｣
えっ…うそ
まさか…ありえない
なんで
喋ったシーンがない！
私達がアイツを刺そうとした動画しかない
どうして？
頭が真っ白だ
その後、私達は校長室でイルカ先生に
退学を言われた
そして…6代目とアイツに謝りに行くようにと言
われた…
どうして…こうなったんだろう？
アイツに逆らったから？
なんで…
わさび母｢謝りに行ったら、あんたの事を
施設に入れるからね…
分かった？｣
えっ！
｢なんで！
お母さんから離れたくないよ！｣
母は冷たい目で、私を見た
わさび母｢あんたなんかといたら、
こっちまで、危ないよ！
殺人未遂をした娘なんかね、
いらない！
失せろ！｣
親にまで…捨てられた
あぁ…どうしたらいいの
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作者名：アスカ | 作成日時：2018年3月9日 22時
