十九話 シカダイside ページ21
桃華がメタルと一緒に帰ってしまった…
イノジン｢シカダイ、今の言い方どうかな？｣
イワベイ｢お前がゆうか｣
まぁ…確かにな
イノジン｢さっきの…メタルに対する嫉妬も
入ってたでしょ｣
｢どういう意味だよ…｣
イノジン｢そのまんまの意味だけど？｣
嫉妬？
俺が？
メタルに…嫉妬？
イノジン｢その顔じゃあ、あんまり分かってない
感じだね｣
なんだよ…アイツ
ボルト｢どういう事なんだ？イノジン｣
イワベイ｢俺も知りてぇな…｣
イノジン｢ハァ…仕方ないな
ボルトとイワベイは知らないけど
手裏剣の実施訓練の時に
桃華ちゃん、メタルの事
かっこよかったって言ってたんだ｣
ボ・イ｢！｣
｢…｣
イノジン｢その時、シカダイ
凄くむかつかなかった？
僕は…凄くむかついたよ…｣
｢確かに…凄くむかついた｣
イノジン｢そうでしょ
後、もう1つ
さっきの修理の時
桃華ちゃん…メタルだけ気にかけてい
たでしょ
僕…その時凄く羨ましかった
なんで、メタルだけなのって思ったよ｣
｢俺も、羨ましかった…｣
ボルト｢それ分かる気がするってばよ…｣
イワベイ｢それが…嫉妬だな
好きな女が他のやつと一緒なんて…
誰だって嫌だぜ…｣
｢嫉妬…
俺は…嫉妬してたんだな
それをメタルに…八つ当たりしてしまった｣
イノジン｢明日…謝りなよ｣
｢あぁ…分かった｣
メタル…
俺はただ…桃華が好きなだけなんだよ
でも…八つ当たりは間違ってるよな
明日…謝るから
ゴメンな…
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作者名：アスカ | 作成日時：2018年3月9日 22時
