愛に恋に忙しい (ページ2)

今日:1 hit、昨日:16 hit、合計:27,344 hit

morning ページ2

(A)

・彼は朝が弱い

だから一回起こしただけじゃ起きない

肌寒くなったにもかかわらずお腹を出して寝る

そんなことしてるからお腹壊すんだよ… 呆

でも試合で疲れてる彼だから出来るだけ寝かせてあげたくて、布団を掛け直してあげた

『あと３０分』

急いで朝食を作って自分の身支度を始める

一流な彼氏が居るんだけど、私はごく普通のOLで

会社は日本では有名な所なんだけど

メイクも終わらせるけどリップだけはまだ塗らない

…彼の朝はとびっきり甘いから

『誠司ー誠司ー朝だよー』

「ん、…A、」

『ハイハイ…』

手で手繰り寄せる誠司にされるがまま

ベッドの上に座る誠司に引っ張られ胸の中

「Aからして…」

『私から？』

「たまにはええやろ」

『分かったよ…』

まだ目を開けない誠司に顔を近づける

そして唇を合わせると誠司は腰に置いてた手を後頭部へ持ってきた

唇をあむあむと啄み始める

五分ほどキスを楽しんでから誠司は起床

これがあるから私はリップやグロスを誠司が起きる前に塗ることが出来ないんだ

のびのびと寝癖をつけたまま顔を洗いに行く誠司を見送ってご飯をよそい始める