スカイピースと恋しよう！（短編集）

ホラー映画(テオ) ページ5

今日はデートで映画館に来ている。

テオ A！ホラー映画みよ！？

A え？

私は怖いのが苦手だ。だけどテオくんを悲しませたくないから、

A いいよ！

とぎこちない笑顔で答えた。

私がトイレに行っている間にテオくんがポップコーンと、私の大好きなメロンソーダーを買っておいてくれた。

テオ Aメロンソーダ好きだよな？

Aうん！はいこれお金！

テオ そんなんいらねぇよっ！((その代わり後で俺にぎゅーして？

かっこいいくせにかわいすぎる。

A今でいいよ///

照れながら答えて、私がぎゅうっとハグをする。

そんなこんなで映画館の席に座る。

予告が終わり、映画が始まる。

画面に、私の苦手なものがうつる。

怖い。怖い。ガタガタ…

体が震え、涙が自分の足に落ちる。

それに気づいたテオくんは、

私をお姫様だっこして、出口に向かう。

テオ 怖いなら最初から言えよ。

A ごめんなさい…ｸﾞｽｯ

テオ なんで言わなかったの？

A テオくんを悲しませたくなかったから…

テオ そかそか、ごめんな、

そういい、テオくんは私の頭をポンポンとやさしく叩く。

そしてお別れの時が来る。

テオ 今日ありがとな！バイバイ！

A バイバイ！

元気に返事をしたけど、今日見た映画の映像がまた頭に残っていて怖い。

家につき、風呂に入る。風呂に入るのも怖くて、すぐに済ます。

寝ようとしたら…

ガタッ！

ものが倒れる。

それが、怖くて、携帯に手を伸ばす。すると、

テロテロレリッ！テロテロレリッ！

テオくんから電話がかかってきた…

テオ A大丈夫？

テオくんの声を聞いたら涙がで出てきた。

A うぇぇえん。ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ

テオくんは私が泣いている声が聞こえた瞬間、家を飛び出し、私の家へと向かう。

ガチャッ！玄関の扉が開く、

テオ Aごめんな、一人にして。怖かったよな。

A 世話かけてごめんなさい。

テオ ほら、一緒に寝よ！？

そう言って、私のベッドに、テオくんが寝転ぶ

A うん！！

私がベッドに行くと、テオくんはぎゅうをしてくれた。

テオ そういえば、さっき鍵開いてたけどちゃんと閉めろよ？

A ごめんなさい。これから気をつけます！

テオ あと、

A ん？

テオ 大好き。

A 私も、大好き！

そんな感じで、テオくんは優しくてかっこよくて、たまにかわいくて…私の一番大切で大好きな彼氏です！

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