スカイピースと恋しよう！（短編集）

体育祭3(じん) ページ3

先生 今日が最後の体育祭絶対優勝するぞ！特に一番点数の高い選抜リレー！A。じん。頼んだぞ！

私とじんたんは顔を見合わせて、

はいっ！

と答えた。

そして、体育祭が始まり次々としゅもくがおわっていき、とうとう選抜リレーが始まるアナウンスが流れた。

アナウンス 次の種目は〜選抜リレーです。今の各ブロックの点数を見てみましょう！
赤ブロックー。75点
青ブロックー。63点
黄ブロックー。71点
白ブロックー。73点
緑ブロックー。76点です！
さあ、ほぼ同点の状態ですね！でも青ブロックが少し低いですね…でも選抜リレーは1位になると20点も得点が入るので、まだわかりません！さてさて！どこが勝つのでしょうかっ！

アナウンスが終わり入場曲が流れ出す。

音楽に合わせて、ふざける男子。

私の胸はひたすらドキドキしていた。

恋ではなく緊張で。

そんなとき、

じん わぁっ！

A ！！？？

じん もうAびっくりしすぎー。きんちょうしてんじゃねぇよっ！がんばれよ！もしAが失敗しても俺がなんとかカバーしてやるから。な？

Aじんたん。ありがと！

私はこのとき決めた。体育祭が終わったら、花火が上がる時に告白するって。

こうしてじんたんのおかげで、緊張が少しとけ第一走者が走り出した。

がんばれ！がんばれ！あーおっ！あーおっ！
きーろっ！きーろっ！

どこの応援も、みんな同じくらい、声が大きかった。

そしてついに。私の番が来た。バトンを受け取り走る。バトンをもらった時は3番だった。

そして私は、ひとり、ふたりと、抜いていき、1位になった。

大きくなる声援。

このまま、アンカーのじんたんにつなげるぞ！
と思い、全力で走る。

でも、ここで悲劇が起こるとは誰も思っていなかった。

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