77話 ※鯰尾注意 ページ4
《Aside》
鯰「逃げるんですか?」
そう言って私の前に立ちはだかった鯰尾。
A「・・・。」
無言で通り過ぎようとする。
が、できなかった。
A「骨喰・・・手、放して。」
骨「嫌だ。」
即答ですか。
鳴「A、どうしても・・・嫌?」
A「嫌。」
鳴「その理由は?・・・それを教えるのすら、嫌?」
A「・・・これ以上、嫌われたくないの。」
話したくない理由は、みんなに嫌われたくないから。
今でも十分嫌われてるのかもしれない。
けど、こんな汚い本心を、こんな不名誉な来歴を知られたら・・・。
考えるだけでゾッとした。
鯰「言えないほど汚い本心があるの?知ったら、俺たちがAを嫌うほどの?」
A「・・・まあ。」
答えると、鯰尾は少し考え込んだ。
そして、口を開く。
鯰「Aの馬鹿ー!ゴリラー!デブー!」
A「・・・は?」
その後も鯰尾による私への罵倒は続く。
私の手を握る骨喰もポカーンとしている。
鳴狐に至っては目が点だ。
うん、激しく同意。
鯰「Aのブタゴリラーっ!!!」
その言葉を聞いた瞬間私もキレた。
A「誰がブタゴリラだ あ"ぁん!?鯰尾のクソアホ毛野郎!!!」
鯰「Aのオスゴリラーっ!!!」
A「鯰尾の馬糞野郎ーっ!!!」
鯰「Aのウ◯コーっ!!!」
A「は!?私ウ◯コじゃないし!!!鯰尾お前がウ◯コだろ!?」
鯰「俺は馬糞!Aがウ◯コ!!!」
A「どっちもウ◯コじゃねぇかこのウ◯コ野郎!!!」
鯰「Aのウ◯コ!ウ◯コウ◯コウ◯コ!!!」
A「だぁぁぁぁあウ◯コ連呼すんじゃねぇぇぇえ!!!」
鯰尾と私はお互いの胸ぐらを掴んでいるため、顔の距離僅か10センチほど。
息が切れ、お互いゼーゼーハーハーいっている。
鯰「・・・今の俺とAの言い合い聞いて、Aのこと嫌いになった人、居ます?」
唐突に鯰尾が広間のみんなに聞いた。
みんな首を横に振る。
誰かが、「直して欲しいとは思うけど。」とこぼした。
ごもっともで。
鯰「ほら、大丈夫でしょ?」
A「は?」
鯰「こんだけ汚いこと言っても嫌われないんだから、過去くらいドーンとこい!です。」
A「鯰尾・・・」
鯰「大丈夫、受け止めきれますって。」
謎の説得力を持った鯰尾の言葉に泣きそうなのは内緒だ。
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家が好き - イラスト超かわいいかったです♪これからも楽しみにしてます! (2017年5月7日 8時) (レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 御晴さん» 続編薬研ルートのパスワードは、4月あたりの解除を予定しております。申し訳ありませんが、今解除しても話は1つもありません。 (2017年3月17日 16時) (レス) id: 0ca56b4642 (このIDを非表示/違反報告)
御晴(プロフ) - 初コメ失礼します。続編のパスワードを教えていただけないでしょうか? (2017年3月17日 6時) (レス) id: f8b853b1bc (このIDを非表示/違反報告)
愛瑠@(´・ω・` ) - パスワード教えてください; (2016年12月23日 0時) (レス) id: d063df68c4 (このIDを非表示/違反報告)
桜木鈴音(プロフ) - パスワード教えてほしいです (2016年12月22日 20時) (レス) id: dfc8c84581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年2月7日 17時