８６話 ページ13
《Aside》
玲「白露染ちゃん、今日泊まっていけば？」
まるで、「おかし食べる？」と聞くようなテンションで尋ねる玲音さん。
泊まる？お泊まり？朝帰り！？
A「な・・・なぜその考えに至ったのかお聞かせ願いたい。」
玲「え？バレンタインチョコ作り終わらないなら、泊まって作り終ればいいじゃん？」
まるでどこぞの王妃のような台詞をはいた玲音さん。
マリー・レオノワネットとお呼びしようか？
しかし、泊まるかどうかは別として玲音さんの提案は一理ある。
泊まれば、みんなにバレずにちょこ作れるね！
歴史改変してちょこれーとを完成させるよりははるかに簡単だ。
玲「んじゃ、そういう事で。」
A「はい。・・・はい！？」
言うが早いか、玲音さんは携帯を取り出して電話をかける。
ほう、玲音さんはあんどろいど派か。・・・じゃなくって！
玲「もしもし洸？オレオレ〜。」
審『詐欺か？』
玲「ちげーよ。オレだよオレ、玲音！」
審『玲音かよ。何の用だー？』
玲「白露染ちゃん、今日うちに泊まるから。」
審『は！？ちょっとまて不安要素しかねえぞ！？』
玲「安心しろ。帰る時はうちの近侍に送らせるから。」
審『それは安心・・・じゃなくってなぁ！！！』
玲「じゃあな〜。」
プッツン
通話終了。
玲音さんは愉快そうに笑い、私は放心状態。
そして、全てを見ていた燭台切さんの憐れみの目。
誰か私を助けろください。
そんな空気の中、廊下から響く軽やかな足音。
加「白露染ー、居る？」
A「・・・加州さん。」
加「はい、これ！白露染にプレゼント。」
A「ぷ、ぷれぜんと？」
加「お・く・り・も・の！あげる！」
大きな白い紙袋の中には現代風な白い服が一式。
加州さんいわく、ばれんたいんの勝負服らしい。
これを着て、上目遣いとやらで ちょこれーとを渡せ、と。
そうすればみんな白露染のことを女士としか見れなくなるよ！と言って彼は笑った。
そうである事を切に願う。
玲「さぁ、そうと決まったら夕飯食べてチョコ作り再開だ！」
燭「じゃあ僕は今日の料理当番を呼んでくるよ。」
加「じゃあ俺、みんなに白露染が泊まること伝えてくる！」
そう言って各々仕事に取り掛かる。
ところで加州さんや。
(何故私が泊まることを知っているのか十五字以内で答えよ。)
(廊下でぜーんぶ話聞いてたから。)
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家が好き - イラスト超かわいいかったです♪これからも楽しみにしてます！ (2017年5月7日 8時) (
レス) id: c7e72736b7 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 御晴さん» 続編薬研ルートのパスワードは、４月あたりの解除を予定しております。申し訳ありませんが、今解除しても話は１つもありません。 (2017年3月17日 16時) (レス) id: 0ca56b4642 (このIDを非表示/違反報告)
御晴(プロフ) - 初コメ失礼します。続編のパスワードを教えていただけないでしょうか？ (2017年3月17日 6時) (レス) id: f8b853b1bc (このIDを非表示/違反報告)
愛瑠@(´・ω・` ) - パスワード教えてください; (2016年12月23日 0時) (レス) id: d063df68c4 (このIDを非表示/違反報告)
桜木鈴音(プロフ) - パスワード教えてほしいです (2016年12月22日 20時) (レス) id: dfc8c84581 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作者ホームページ：
作成日時：2016年2月7日 17時
