４６話 三日月宗近side ページ10
《三日月宗近side》
山姥切が鬼の形相で手伝い札を投げつけ、今剣達の手入れが終了した時。
手入れ部屋の襖が開いた。
開けたのは、焦った顔の薬研。
入ってきたのは、紅白に染まった鶴と、一期。
そして、一期に抱きかかえられているのは白露染A。
白露染の顔は真っ白、それと対照的に肩や脇腹は真っ赤だった。
審「薬研っ、Aの容体は！？」
薬「出血多量、くわえて腹部裂傷・・・間違いなく重傷だ。」
薬研のその言葉は俺にとって衝撃的で、頭を鈍器で殴られたようだ。
景色がぼやけていく。
山「手伝い札を使って残りの連中の手入れは終わらせておいたぞ。」
薬「助かるぜ山姥切の旦那。」
一「Aにも手伝い札を使って、早く治してやってくだされ、主殿！」
審「・・・いや、それはできない。」
鶴「なぜだ！？」
鶴が主に掴みかかる。
小さくなってしまった身体で、血だらけの手で。
審「手伝い札が・・・足りないんだ。」
山「嘘だろ！？まだ３枚はあったはずだ！！！」
あの山姥切が声を荒げる。
それをみた今剣は肩を震わせ、涙目。
蜂須賀虎徹やにっかり青江は目を丸くしている。
審「A用の説明書だ。」
そう言った主が何か冊子を渡してきた。
薬研がすごい勢いでそれをめくる。
やがて、奇声を発した。
薬「はぁ！？手伝い札が１０枚必要だ！？」
審「・・・ああ。試験実装刀剣のうえ、女士だ。扱い方がちがうんだよ。」
普通に手入れすると、一週間はかかるな。と主が言う。
その一週間、白露染は痛みに耐えなければならない。
俺は決めた。
三「主よ。」
審「ん？どうした三日月。」
三「確か・・・長篠だったか。手伝い札が拾えるところは。」
審「三日月、まさかお前・・・」
三「こいつは俺を庇ったのだろう？借りを作るのは嫌いでな。」
今「ぼくもかりをつくるのはいやです！」
石「私もだね。」
蜂「困っている者を助けるのはとうぜんだろ？贋作とは違うんだ。」
青「僕も行こうかな。このままだと後味わるいしねぇ。」
三「決まったな。主よ、出陣してくるぞ。」
審「いやな、あと一人隊員足りねぇぞ？」
その後、獅子王を探して本丸を全力疾走する三日月の姿が目撃されたとか。
(獅子王！じじいの頼みだ、共に出陣してはくれまいか？)
(おう！じっちゃんの頼みとあれば！)
(まるではせべですね！)
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夜深 - 平常な清光も良いけど...ホストの方も可愛い！←(^言^)この後夜深を、見たのは居なかった... (2017年7月8日 17時) (
レス) id: 965a88aa9c (このIDを非表示/違反報告)
みはルンバ - すっ凄過ぎる… (2016年11月3日 13時) (レス) id: 9fb35459b6 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - いえいえ、まだ見始めたばかりなので、説明を読んだりしてなくて…こちらこそすいませんでした！お教え下さり、ありがとうございます！応援してます！ (2016年10月6日 11時) (レス) id: 15f1615177 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 柚季さん» いえ、お話の修復作業が終わってないので、本当に繋がってないです。詳しい経緯は続編のお知らせに書いてありますので、見ていただけると幸いです。ご迷惑をお掛けして大変申し訳御座いませんでした。 (2016年10月5日 15時) (レス) id: 0ca56b4642 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - すいません！！11話から40話に一気に飛んで、その間のお話が見れないんですけど…。作者さんのページに行っても無いんですよね…。私のやつが可笑しいのでしょうか！？ (2016年10月5日 14時) (レス) id: 15f1615177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作者ホームページ：
作成日時：2015年12月19日 0時
