クリスマス番外編 ＊２ ページ9
《薬研藤四郎side》
俺っちは今、万屋に来ている。
Aに渡すくりすますぷれぜんとを探すために、だ。
簪や紅、小物などを見ているが、なかなか決まらない。
それもそうだ。
さっき大将と話してから、同じ疑問が頭の中でぐるぐると回り続けている。
『俺は、Aに惚れたのか。』
この質問へのはっきりした答えが見つからないまま、万屋の中をうろつく。
そもそも、惚れるってなんだ？
そんな事を考えていると、誰かにぶつかっちまった。
薬「っ悪りぃ、大丈夫か？」
薬「お、おう。俺っちは大丈夫だ。」
薬・薬「「・・・お、俺っち！？」」
一瞬鏡かと思ったそいつは、他の本丸の俺だった。
鶴丸の旦那じゃねぇが・・・驚いたぜ。
薬「なぁ、他の本丸の俺に聞きたいことがあるんだが。」
薬「おう、なんでも言ってみな。俺っちが答えてやるよ。」
その言葉にありがたく甘え、疑問をぶつける事にした。
・・・自分に甘えることになるとはな。
薬「��好き��ってなんだ？」
そう言うと、他の本丸の俺は悩みはじめた。
少しして、こちらを向いた。
どうやら答えが出たらしい。
薬「俺は、一緒に居てくれて嬉しい、楽しい、落ち着くってことだと思うぜ。」
そう言い切った��薬研藤四郎��は、自分と同じ薬研藤四郎だと思えないほど大人びていた。
その後、他の本丸の俺っちは帰り、俺は再び贈り物を選んでいた。
その時、目に留まったのは髪紐。
(そう言えばAは、いつも瞳と同じ色の髪紐をつけてたな・・・。)
色とりどりの髪紐の中から、紫のものをとって勘定しに行く。
紫。
それは、俺っちの瞳と同じ色。
本丸に帰ると、もう日が沈みかけていた。
万屋に行ったのが昼過ぎだったから、かなり長く悩んでいたことになる。
小走りで本丸の門をくぐると、Aがいた。
A「あ、薬研お帰りー！万屋に行ったんだって？誘ってくれればよかったのに。」
薬「ああ悪りぃな。・・・A、ちっと後ろ向いてくれや。」
A「ん？うん。」
素直に後ろを向いたAの髪紐をほどき、買ってきた髪紐を結ぶ。
薬「俺っちからのくりすますぷれぜんとだ、受け取ってくれや。」
A「わ、髪紐！ありがと薬研、自慢してくるー！」
そんなAの笑顔を見て、顔が赤くなったのは夕陽のせいとかじゃない。
薬「Aのことが好きだから、か。」
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夜深 - 平常な清光も良いけど...ホストの方も可愛い！←(^言^)この後夜深を、見たのは居なかった... (2017年7月8日 17時) (
レス) id: 965a88aa9c (このIDを非表示/違反報告)
みはルンバ - すっ凄過ぎる… (2016年11月3日 13時) (レス) id: 9fb35459b6 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - いえいえ、まだ見始めたばかりなので、説明を読んだりしてなくて…こちらこそすいませんでした！お教え下さり、ありがとうございます！応援してます！ (2016年10月6日 11時) (レス) id: 15f1615177 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 柚季さん» いえ、お話の修復作業が終わってないので、本当に繋がってないです。詳しい経緯は続編のお知らせに書いてありますので、見ていただけると幸いです。ご迷惑をお掛けして大変申し訳御座いませんでした。 (2016年10月5日 15時) (レス) id: 0ca56b4642 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - すいません！！11話から40話に一気に飛んで、その間のお話が見れないんですけど…。作者さんのページに行っても無いんですよね…。私のやつが可笑しいのでしょうか！？ (2016年10月5日 14時) (レス) id: 15f1615177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 | 作者ホームページ：
作成日時：2015年12月19日 0時
