63話 ページ28
《Aside》
あの後、私達も演練の順番が回ってきた。
演練場は、円形闘技場になっていて、ぐるりと周りをギャラリーに囲まれている。
特に私は注目の的だった。
「おい、あれって・・・」
「唯一の刀剣女士、白露染Aじゃないか!?」
「後で話しかけに行くか!」
「白露染Aってあんな服なんだな。ヤバいエ□い・・・。」
「身長が短刀並みとか萌える。」
とにかく騒がしかった。
しかも、私のことを破廉恥な目で見てくる輩もいる。
女士として見てくれるのは嬉しいのだが、さすがにそれは遠慮したい。
山「・・・A。」
A「なにまんば・・・っ!?」
急にまんばに腕を引かれ、そのままの勢いでまんばの胸にダイブ。
ぎゅっと抱きしめられる。
A「えと、あの、ままままままんば!?」
山「あの視線、嫌なんだろ?だったらジッとしてろ。」
どうやらまんばは、私が見られないように布の中に引き込んだらしい。
で、私が暴れるから抱きしめた、と。
すると会場が女審神者の声で騒がしくなった。
「キャアァァァァア!!!」
「山姥切が、女士ちゃんを抱きしめてる!」
「どうしよう山姥切がイケメンンンン!!!」
「少女マンガの再現なの?ねぇそうなの!?」
「『俺の彼女を見るな。』的な!?」
そこまで騒がれると逆に照れる。
ヤバい顔赤いかも。
それを隠すようにまんばの胸に顔を埋めた。
山「っ////」
女「「「キャアァァァァア!!!」」」
男「「「リア充爆ぜろーっ!!!」」」
審「青春ドラマ反対ーっ!!!」
なんか最後の奴聞き覚えあるんだけど。
なんか主の声に酷似してるんだけど。
そんな白熱した会場の熱はしばらくの間冷めず、30分ほど遅れて演練は開始した。
詳しい内容は省くが、対戦相手の山姥切国広が重傷になったことだけはお伝えしよう。
ちなみに私は中傷。
そして今回も、傷は治っても破れた服が直ることはなかった。
(対戦相手殿、運が悪かったですな。私、今とても八つ当たりしたい気分なんですよ!!!)
(悪りぃが八つ当たりだ、ずえぇぇぇえりゃぁあっ!!!)
(薙ぎ倒す!!!)
(ぼく、いまとーってもふきげんなんですよ!)
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夜深 - 平常な清光も良いけど...ホストの方も可愛い!←(^言^)この後夜深を、見たのは居なかった... (2017年7月8日 17時) (レス) id: 965a88aa9c (このIDを非表示/違反報告)
みはルンバ - すっ凄過ぎる… (2016年11月3日 13時) (レス) id: 9fb35459b6 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - いえいえ、まだ見始めたばかりなので、説明を読んだりしてなくて…こちらこそすいませんでした!お教え下さり、ありがとうございます!応援してます! (2016年10月6日 11時) (レス) id: 15f1615177 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 柚季さん» いえ、お話の修復作業が終わってないので、本当に繋がってないです。詳しい経緯は続編のお知らせに書いてありますので、見ていただけると幸いです。ご迷惑をお掛けして大変申し訳御座いませんでした。 (2016年10月5日 15時) (レス) id: 0ca56b4642 (このIDを非表示/違反報告)
柚季(プロフ) - すいません!!11話から40話に一気に飛んで、その間のお話が見れないんですけど…。作者さんのページに行っても無いんですよね…。私のやつが可笑しいのでしょうか!? (2016年10月5日 14時) (レス) id: 15f1615177 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綺羅 | 作者ホームページ:
作成日時:2015年12月19日 0時