【刀剣乱舞】男の娘？だから私は女の娘だァァァァア！！！

５４話 堀川国広side ページ18

《堀川国広side》









今日は大晦日。


その宴会の席。


隣にいる兼さんはソワソワと落ち着かない。



加「ちょっとー、和泉守なにソワソワしてんのさ。」



和「べべべべ別に！？誰もソワソワなんかしてねぇよ！？」



誰が見てもソワソワしてるよ兼さん。


その理由を僕は知っている。


なんてったって僕は兼さんの助手だからね！


その理由は、刀剣女士 白露染Aだ。


今まで、兼さんは一番年下として扱われてきた。


正月には、本丸にいる全員からお年玉を渡されて少し悔しそうにしている。


そんな兼さんは、自分より年下だと思われる白露染が来て嬉しいのだ。



大「和泉守、なんか嬉しそうじゃない？」



和「なななな何が！？別に何も嬉しくねぇし！？白露染とか関係ねぇし！？」



曾「白露染が関係してんのか？」



和「は！？長曾根さん何言って・・・」



加「何って和泉守がいったんじゃん。」



ああ、分かりやすすぎだよ兼さん。


そんな兼さんの懐にはお年玉。


初めてできた年下に浮かれながら、兼さんはお年玉を準備していた。


けどね、兼さん・・・



(白露染が年下だとは決まってないじゃないか・・・！)



喜びで周りが見えてない兼さんも素敵だけど、白露染の年齢は誰も知らないことに気づこう？


嬉しさで周りが見えないなんて・・・かわいすぎるよ兼さん！！！


ソワソワ、ソワソワ。


懐を確認したり、時計を見たり。


髪を整えたり、意味もなくあたりを見回したり。


まるで遠足前の小学生のようだ。


え？なんでそんなこと知ってるかって？


主の持ってた漫画で読んだのさ！


現在時刻午後１０時。


ああ。



(新年が楽しみだなぁ。)



それまでにしっかりカメラの手入れをしなくちゃね。









(堀川まで！何ニヤニヤしてんのさ。)


(兼さんが・・・)


(あっ、やっぱいいです。)

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