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みんなが買い物を楽しむ中、どうもAのことが気になってしまっていた。
さ「ころん」
こ「あ、ごめ…「Aのこと見てきてくれないか?」
こ「え?」
さ「ずっと既読つくけど返信が来ないんだ。
A、既読無視は絶対しないだろ?」
こ「じゃあさとみくんが…」
さ「お前に行って欲しい。頼む。」
さとみくんの目が、全てを物語っていた。
こ「うん。行ってくる。
ごめん、僕ちょっと忘れ物したから取ってくる!」
り「え、ちょ、ころちゃん!」
ジ「ころん!」
な「…」
タクシーを待つ時間でさえ勿体なくて、ショッピングモールから家まで車で45分の距離を夢中で走った。
バンッッ
こ「A!!!」
大きな物音を立てて家に入ったがなんの音も聞こえない。
1階には誰も居ない。
こ「A?入るよ?」
ゆっくりと、ドアを開けた。
『こ…ろん、?』
こ「A!大丈…夫…、?」
Aは無事に部屋に居た。
だが、僕の目にうつっていたのは、Aの口から出たであろう、
白い小さな花だった。
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作者名:sky | 作成日時:2019年1月21日 19時