自己管理�� ページ17
SG side
Aは、僕から見ても綺麗だと思う。
ファンから見たらきっとAは綺麗な女の子。
JH「 あらま。Aちゃん今日は髪下ろしてるし前髪上げてる〜俺の好きなスタイルだ」
AG「 久しぶりに前髪あげたわ…」
JH「 綺麗だよ」
SC「 まじで詐欺だな詐欺」
AG「 この僕の一体どこが詐欺って言うんですか」
SG「 人相なんて当てになったもんじゃない」
AG「 ヤーヒョン」
だけど僕は、綺麗な男だと思うんだ。
まあそれにはかくかくしかじかな理由があるんだけど。
一番はやっぱりメイクする前の顔。
長く引かれたアイラインも、濃いマスカラも、ラメシャドーもあの顔には必要ない。
正しく究極の美形。会うたびに惚れ惚れするし神様は一体全体どうしてこの可愛い僕に試練を与えたのか…
あの歌声であの顔だ。第一印象は、あー僕とは生まれもったものが違うんだって。ただ羨ましかったよ。
でもそんなはずなかった。ただ神様に選ばれて甘やかされてる人なんて、本当はこの世に一人もいないんだ。皆んなどこかで我慢して苦労して努力してる。そしてAはそれを象徴するかのような男だった。
AG「 スングァニヒョン」
「 お、おお、どうしたの？」
AG「 ドギョミヒョンと一緒に発声しておいてください。今日の調子悪いっすか？喉が開いてないです」
「 …アラッソー」
AG「 僕ちょっと外出てきます」
JH「 ん？どこ行くの？」
SC「 まさか………」
JH「 なに？」
SC「 間食？！！？ヤー！！もしかして俺がダイエット週間だって承知の仕打ちなのか？！！？！」
一人騒がしいヒョンに呆れたAが「はいはい飯行ってきますねー」と明らかに僕たちを巻いていった。
ジョンハニヒョンが「まっ、Aなら大丈夫でしょ。いざとなればウォヌ駆り出すし」と、とてつもなく他力本願なことを言いながら自分はソファーに寝転んで居眠りを始めた。
SC「 あいつまじで飯に行ったのか？！？！」
「 ヒョンはパボなんですか？Aがこの時間帯に食べるわけないでしょう」
SC「 …今何時だ」
「 3時ですよ〜3時、ほらヒョン、メイク直しに行かなきゃ」
SC「 あーーーまじで腹減った…」
「 ウジヒョンと運動に行くからでしょう？」
SC「 …はあ…俺はパボだ…」
Aヤ、ヒョンはたまに思うんだ。
お前にとっての幸せは何かって。
今、お前は幸せなのかって。
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作者名：ユルリ | 作成日時：2019年10月19日 2時
