pierrot

:39 Alan ページ40

涼太の部屋から勢いよく出てきた玲於。






亜嵐「涼太と何かあったの？」





玲於「知らない。」





龍友「喧嘩でもしたか？」





玲於「ちょっと言い合いになっただけ。」





これは、軽い感じじゃなさそう





亜嵐「ちょっと俺、涼太のこと見てくるわ」




玲於「何回行ったって同じでしょ。


変わんないよ。あいつは。」




亜嵐「ほら、最近ちょっと涼太もあまり調子良くないし

過呼吸起こしやすくなってるから、


今も1人で苦しんでちゃ、可哀想でしょ？


だから、一応、見てくるね」





玲於にそう告げて




俺は涼太の部屋へ走った。





コンコン





ガチャ





亜嵐「涼太、大丈夫だよ。ほら、俺を見て？」





涼太の手がまた震えてた




俺は涼太の手を握りながら、涼太に落ち着きを取り戻させる。






涼太「怖いッ...怖いッ...」






亜嵐「涼太、落ち着け、大丈夫大丈夫。」





涼太「嫌やっ..！怖いっ..！ハァハァッ..」





もう龍友くん呼ぶしかない





亜嵐「龍友くん呼んでくるから！」






涼太の部屋を出て





亜嵐「龍友くん！！！早く！！」





龍友「わかった」





龍友くんと一緒にまた涼太の部屋に戻る





龍友「涼太、大丈夫やから、僕の目見て！」





涼太「ハァハァッ、、龍友、くん、？」





龍友「もう大丈夫やで。しんどかったな。」





龍友くんは涼太を優しく抱き寄せた





涼太「怖かったっ、、亜嵐くんが、手を握ってくれたのにっ、、」




亜嵐「ごめんな、涼太。抱き寄せてあげれば良かったな。」




涼太「俺の方こそ、、また迷惑かけた、」




亜嵐「そんなこと、気にしないで。


迷惑、かけてくれて嬉しいよ。」





涼太、苦しむ姿、見たくないよ






もう背負うのはやめにしよう？





涼太が、涼太ではなくなりそうで






俺は、怖い、、。

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