pierrot

:36 Reo ページ37

亜嵐「隼、俺らは先に家戻ってよっか。


涼太の調子もあまり良く無いしさ」





隼「うん。玲於、明日また来るね」






玲於「ありがとう。」







気を利かせてくれて、2人は帰った。






・






「玲於、無理だけはしなくていい。


嫌になったら、途中でやめたっていいんだからね」





玲於「うん。」





・





玲於「俺は、一人っ子で


でも、貧乏だったから、裕福できたわけじゃ無い


まあ、別に勉強しろとかは言われなかったから


そこは気楽だったんだけど


ある日、父親が浮気して、母親も浮気して


もちろん離婚。で、母親の方に引き取られた。


でも、母親の再婚相手が俺のこと気に食わなかったみたいで


虐待されてた。


何回も、何回も、助けて！って。


叫んだのに、、誰もっ、助けてくれなかった


暴力だけの虐待じゃない。性的虐待もされた。


痛くて、、痛くて、、もうどうしようもなかったんだ、、



公園で1人で居た時に、助けてくれたのがHIROさん。


誰も信用出来なかった俺に、いつも隣にいてくれた。


全て忘れようと思ったっ、、


それなのに、デビューしてから


家がっ、あいつにバレて、、


毎日のように、、また殴られてっ、、


消えてくれない過去が、、辛かった、、


だからっ、、何かあるたびに、死のうと思った。


なのにっ、、なのにっ、、！！」






「玲於！もういい。もういいよ。


玲於のことは、私が守ってみせるから。


私は、嘘なんてつかないからね。


だから、今日は沢山泣いて、沢山さらけ出していいんだよ、、？


私は何時間でも付き合うからね。」





Aに抱きしめられながら





俺は、、この温もりが欲しかったんだって




気がついた。





俺は、、変わる。

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