pierrot

:34 Alan ページ35

玲於と涼太が、大変な時なのに





リーダーの俺はどうする事も出来ない。





2人の過去を聞き出す事も





2人を救う事も





出来ない。





どうすればいいか、分からない。





リーダーなのに。






リーダーなのに。





この言葉が、俺を苦しめる





隼「亜嵐くん？」





亜嵐「隼、どうした？」





隼が俺の部屋に来た





隼「また、思い詰めてません？」




亜嵐「そんな事ないよ」




隼「あるよ。だって、亜嵐くん僕に今嘘ついたから」




亜嵐「え？」




隼「亜嵐くん、嘘ついてる時下向くよね。


今、下向いたから」



亜嵐「そんなの、たまたまだし」




隼「無理しなくて良いと思うなぁ。


リーダーっていう枠にとらわれすぎな気がする」





亜嵐「でも、先輩達は、グループのリーダーの人は


みんなを支えるリーダーだし、、」




隼「先輩達と、同じじゃなきゃダメなの？


EXILEさんや、三代目さんと、僕らは同じ？


メンバーの性格や、家庭環境。


どれも先輩達と同じものなんてないよ？


亜嵐くんは、正直


他の先輩達のリーダーよりも


苦労してると思うんだ。


だって、心に傷を抱えた7人が集まったんだよ？


そんなグループ、どこ探してもいないよ。


だから、亜嵐くんが悩むのも僕たちは分かってる。


リーダーだから、完璧じゃないといけない？


僕はそれは間違ってると思う。


亜嵐くんは、亜嵐くんで良いんだよ。」





亜嵐「隼、、、(泣)」





隼「泣かないでよー(笑)」




亜嵐「俺、隼がいて良かった、、」





隼「僕も亜嵐くんだから言える事だらけなんで


出会えて良かったです」






・




・



隼の言葉で、少し自信が持てたような気がした。

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