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Sota.N
目を開けると、久しぶりに見る真っ白な天井に
久しぶりに聞く機械音、話しにくいマスク。
病院のベッドの上やと理解するまでに時間はかからんかった。
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
｢颯太！｣
僕の病室にみんな揃って来てくれたと思ったら
慧人が勢いよく飛びついてきた。
｢こら、慧人。颯太びっくりしちゃうだろ。こっちこい｣
｢あ、ごめんつい、、！｣
勇征くんの元へ引き戻された慧人が面白くて
クスッと笑い声が漏れた。
･
｢中島さん、目覚めましたか？｣
先生も後から病室に入って来て、酸素マスクを外して
軽く診察をしてくれた。
｢中島さん、ここに来る前のこと覚えてるかな？｣
｢あ、はい、、えっと....｣
ﾋﾟｰﾎﾟｰ ﾋﾟｰﾎﾟｰ
また鳴ってる、、さっきに比べれば小さいけど、、
微かに聞こえる。
｢っ...！！ ｣
咄嗟に耳を塞いだ。
段々胸の音が大きくなっていくのが分かる。
メンバーみんな、声をかけてくれてるのは分かるけど
その声よりも聞きたくない音の方が何倍も大きく聞こえてしまう。
｢はぁ、、っ、、はぁ、、！｣
苦しくならないように必死に深呼吸するけど
逆効果なんじゃないかと思うくらい苦しくなってく。
｢中島さん、大丈夫だよ。もう聞こえなくなったから
そっと手を離してみてごらん？｣
先生が優しく僕の手を取って呼吸も落ち着かせてくれた。
｢ね？もう聞こえない。大丈夫だよ。｣
｢っ、、ふーっ、、こわかった、、です、、｣
｢中島さん、いつからかな？｣
｢退院してからです、、。救急車の音、、車の急ブレーキとか、、大っきいクラクションとかも。
聞いちゃうとあの時のことが頭の中に一気に流れてきて
体に走った衝撃とかも全部、、｣
｢トラウマになっちゃってるみたいだね。｣
｢トラウマ、、？｣
｢心の傷だよ。辛かったね。｣
そう言われた途端、涙が止まらんかった。
｢颯太くん、治療してまた普通に何も気にせず外を歩けるように頑張ろう。｣
｢俺らも支えるから。一緒に頑張るから。大丈夫だから。｣
堀夏くんが僕を抱きしめて背中をトントンしながら
そう言ってくれた。
｢怖かった、、！！辛かった、、！｣
僕はいっぱい泣き叫んだ。
でも、もう怖くなんてない。
8人のお兄ちゃん達がいればきっとすぐトラウマなんてなくなるから。
Fin.
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よぺ(プロフ) - でーちゃんさん» いつもありがとうございます！(；；) 大変遅くなり申し訳ございませんでした、、。これからもスローペースではありますが頑張りますので宜しくお願いいたします！ (10月2日 2時) (
レス) id: ed8e51904f (このIDを非表示/違反報告)
でーちゃん - リクエストに答えていただきありがとうございます。これからも作者さんのペースで体調に気をつけて頑張ってください。応援してます! (10月1日 15時) (レス) id: 0bc2c4ce83 (このIDを非表示/違反報告)
(^ワ^=)(プロフ) - 楽しみに待ってます！！ (8月12日 14時) (レス) id: 6e23f71c89 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - (^ワ^=)さん» リクエストありがとうございます！(；；) 作者が1度書いてみたかったシチュエーションなので、ワクワクしています！ お時間頂きますが、必ず書かせていただきますので気長にお待ちいただけると嬉しいです<(_ _)> よろしくお願いいたします！ (8月12日 1時) (レス) id: ed8e51904f (このIDを非表示/違反報告)
(^ワ^=)(プロフ) - もう一つリクエストなんですが颯太くんがなんらかの事件に巻き込まれてしまいお腹を刺されて意識を失っちゃうお話をみたいです！そばにいるのは堀夏くんと大樹くんでお願いします！ (8月11日 16時) (レス) id: 6e23f71c89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よぺ | 作成日時：2022年9月4日 2時
