・ ページ24
Sota
事故に遭った日からしばらくした頃、夜コンビニに出かけた時
たまたま近くを救急車が通った。
今までなら気にもならなかったし、ごく普通のこと。
でも、そのときからその音は僕にとって恐怖のものに変わってた。
「っ、、はぁっ、、はぁっはぁっ、、!はぁっ、、」
手が勝手に震えて、心臓がうるさいくらい音を立てて
耳も塞ぎたくなるくらい音が大きく感じた。
そして、あのときの体に走った衝撃までも感じてしまう。
入院してた頃はなんてことなかったし、退院してからもすぐにはそんな風になることはなかった。
しばらくその場から動けなくて、咄嗟に携帯を出して
LINEの画面を開いて助けを求めようとしたけど
リハにも参加出来ずにいたから、みんなに今助けて貰ってる状態でさらに迷惑かけることなんて出来ひん。
僕は落ち着くのを待って一人で帰ることにした。
・
・
その日以降、運がいいのかメンバーの前ではその症状が現れることはなかったから安心してたのに
ピーポー ピーポー
聞きたくなかった音が聴こえてきた。
耐えろ、、耐えろ、、大丈夫、、って自分に言い聞かせるけど、体は正直でさっきから手が震えてるのが分かった。
「じゃ!お疲れ、またあしたね!」
ふぅー、、良かった。バレずにすんだみたい。
そう一安心して、帰り道が同じ堀夏くんと一緒に帰ってると
「颯太、大丈夫?」
安心したのも束の間、堀さんにはバレてたみたい。
「ん?堀さん急にどうしたんですか?」
「怖いんじゃない?救急車の音。」
「、、、。」
「やっぱり。」
「なんで分かったんですか?」
正直、言わないでおこうと思ってたけど
さすがに1人じゃ辛くて、助けを求めてしまった。
125人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よぺ(プロフ) - でーちゃんさん» いつもありがとうございます!(;;) 大変遅くなり申し訳ございませんでした、、。これからもスローペースではありますが頑張りますので宜しくお願いいたします! (10月2日 2時) (レス) id: ed8e51904f (このIDを非表示/違反報告)
でーちゃん - リクエストに答えていただきありがとうございます。これからも作者さんのペースで体調に気をつけて頑張ってください。応援してます! (10月1日 15時) (レス) id: 0bc2c4ce83 (このIDを非表示/違反報告)
(^ワ^=)(プロフ) - 楽しみに待ってます!! (8月12日 14時) (レス) id: 6e23f71c89 (このIDを非表示/違反報告)
よぺ(プロフ) - (^ワ^=)さん» リクエストありがとうございます!(;;) 作者が1度書いてみたかったシチュエーションなので、ワクワクしています! お時間頂きますが、必ず書かせていただきますので気長にお待ちいただけると嬉しいです<(_ _)> よろしくお願いいたします! (8月12日 1時) (レス) id: ed8e51904f (このIDを非表示/違反報告)
(^ワ^=)(プロフ) - もう一つリクエストなんですが颯太くんがなんらかの事件に巻き込まれてしまいお腹を刺されて意識を失っちゃうお話をみたいです!そばにいるのは堀夏くんと大樹くんでお願いします! (8月11日 16時) (レス) id: 6e23f71c89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:よぺ | 作成日時:2022年9月4日 2時