ポジティブ少年は体が弱い Sota.N

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LIVEが始まって最終日ということもあってか
全員半端なく気合が入ってた。



舞台下で吸入器をしながら
自分に大丈夫。やれる。と言い聞かせた。



そしてついに僕らの出番が来た。




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勇征Side


今日はBOT最終日。
みんな気合が入ってた。だけど相方の颯太が体調崩したっぽくて。
とりあえず寝かせたけど、咳も止まらなし若干息荒くて
多分熱も出てきてるっぽい。


とりあえずパフォーマーの楽屋に向かって
颯太のことを伝える。



リーダー2人に颯太が体調崩してること
症状だったり、今の現状を伝えた。



で時は過ぎて今は本番中。
俺が歌ってる間何度も咳き込む颯太が横目に見えて
とにかく心配になった。



なんとかやりきって、みんなで舞台下に戻る。



大樹｢颯太！？｣



そのとき大樹くんの声が聞こえた。
颯太に何かあったことは直ぐにわかったから
早足で颯太の元へ向かった。



勇征｢颯太？大丈夫？聞こえる？｣



大樹くんにもたれかかって真っ赤な顔で息をする颯太。



大樹｢階段降りた瞬間倒れ込んじゃって、、、｣



とりあえず熱くなってる颯太の体を冷やすために
颯太を俺の着替え場所に運んだ。



颯太｢ごめん、、なさ、、い、、、でも、、もうちょっ、、と、、がんばれ、、ます、、、｣



堀夏｢おま、、説得力なさすぎるって、、！！｣



なっちゃんの声がして周りを見ると
みんな颯太が心配で着替えなんてそっちのけで
ファンタみんなが颯太の元へ集まってた。



次ファンタが出るのはジュニエグみんなでステージに出る時だけ。
ここまで来たら最後までやらせてやりたい。


勇征｢颯太、あともう少し頑張れる？？｣



颯太｢ぜったい、、最後まで、、、がんば、、る、、｣



勇征｢なら次の出番までにすることはとにかく休むこと。
それだけを考えればいいから。大丈夫、絶対やり遂げような。｣



颯太の頭を撫でてあげると満足そうに笑ってくれた。



大樹｢みんな、ステージ上ではいつも以上に肩組みとか意識しよう。とにかく颯太の体を支えることを頭の隅に入れておこう。｣



大樹くんがメンバーみんなにそう声をかけて
みんなが各々返事をした。


とりあえずここに全員集まってても暑苦しいだけだってなったからみんなは着替えて各々の時間を過ごすことに。



俺は颯太のそばから離れずに着替えをして
出番を待った。

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