ポジティブ少年は体が弱い Sota.N

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勇征Side


みんなメイクも終わって



控え室にいた。




あとは颯太だけなんだけど




勇征｢ねえ、なっちゃん。｣




夏喜｢ん？｣




勇征｢颯太、俺らより先にメイク行ってたのに



帰ってくるの遅くない？｣




夏喜｢確かに。でもほら、颯太 人懐っこいから



メイクさんと楽しく喋りすぎてるんじゃない？？｣





勇征｢まあ確かに。それはよくあるけど....｣





なんて話してると





ｶﾞﾁｬ






颯太が戻ってきた。






夏喜｢ちょ、あいつメイクしたんだよね？？｣




勇征｢頭もセットされてるし、したはずなんだけど




え、なっちゃんも思った？？｣




夏喜｢あんなの誰が見ても心配なるでしょ、、｣




周りを見ると



みんなゲームやら携帯やらお喋りやらで




気づいてないかんじだった。





颯太はすぐに椅子に座って




携帯をいじってる。




勇征｢ちょっと俺、颯太のとこ行ってくる｣




夏喜｢うん。頼んだ。｣





なっちゃんの元を離れて





颯太のとこへむかった。





勇征｢颯太｣





颯太｢ん？勇征くんどうしたんですか？？｣





勇征｢ちょっと休も？？｣





颯太｢じゅうぶん休んでますよ。｣




勇征｢メイクしたはずなのに、顔色の悪さ



隠しきれてないよ。




それに、さっきから眉間にしわ寄せて、目瞑ってる。




目眩してるんじゃない？？




ほら、あそこのソファー空いてるから




まだ撮影まで時間あるし




横になってなよ｣





颯太｢いや、僕この時間でブログ書かないといけないんで




大丈夫です！



それに、目眩なんてしてへんよ！！勇征くん



心配しすぎやって！！｣





そう言って颯太はいつもみたいに




笑う。




だけど、その笑った顔ですら




疲れてるように見えちゃうんだ。






勇征｢颯太、、頼むから、、休んでよ、、、｣





颯太｢大丈夫やから！｣





勇征｢俺には大丈夫に見えないから言ってんだよ！！！｣




普段全く怒らない俺が




デカい声出して怒ったから




部屋の中が一瞬で静かになった。





黎弥｢ちょ、勇征？？どした？？｣





勇征｢それ以上自分の体に嘘つくのやめろよ、、。




もうとっくに限界きてるのも分かるよ。




だから、少しでいい。




撮影始まるまでの少しの時間でもいいから




とにかく休んでほしいんだよ、、｣





颯太｢だかr...｣




ﾊﾞﾀﾝ！！




颯太が、、倒れた、、

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