11 ページ11
｢お前はなんでそこまで喧嘩に執着するんだよ...｣
『へぇ、まだ喋れるんだ
私の背負い投げくらってしゃべれる人初めて見た』
｢そんなことどうでもいいから早く答えろよ｣
『別になんでも良くない？』
｢おい！A！俺の仲間に何しやがる！｣
『怒った？私と喧嘩で勝負する？』
｢やってやんよ！｣
クラスの男共が机をいっせいにどける
気が利くじゃん
『あ、そうだ
遠慮とかしないでね、そういうの迷惑だから』
｢仲間やったやつに遠慮なんかしねぇよ｣
『そうこなくっちゃ』
私から仕掛ける
でも、桜木は避けてばっかり
つまんない
『ねえ、殴り返し』
『っぶない』
急に拳が目の前に現れた
あともう少し遅かったら殴られてただろう
『私、今喋ってたんだけど？』
｢お前が祥平さんにやった事だろ｣
『あ、そうだっけ？』
殴り合いながら会話する私たち
もちろんお互い当たってはいない
このままじゃらちがあかない
そう思った私はわざと殴りかかってきた拳を受け止める
相手が一瞬油断したすきに飛び蹴りをくらわす
｢ぐあっ...｣
まだ立ち直れていない相手ににもう1発
あれ？まだ倒れない？
やっぱりそこそこ強いんだ
まぁ、こんなんで倒れられたらつまんないけど
もうちょっと楽しみたいな
『ねえ、大丈夫？もう降参する？』
｢ふざっけんな...｣
『でも、もう無理だよね？』
『馬鹿田って案外弱いんだね』
喧嘩を楽しむコツ
それは相手を挑発すること
｢馬鹿田、なめんじゃねぇー！｣
そう言って殴りかかってくる
殴ってくる手ばかり気を取られて次の蹴りに反応できなかった
『...いった、やれば出来るじゃん！頭さん！もっと楽しも？』
｢ふざけんじゃねぇーぞ！｣
さっきよりも何倍も強くなってる
そんなにこの高校が大事なの？
蹴りも拳も私に当たるようになってきた
まぁ、その倍以上私は当ててるんだけど
でも今まで私に喧嘩で触れた人はいなかったから正直驚いた
｢はぁっ...はぁっ...｣
『もうおしまい？もっとやろーよ』
お互い血だらけだ
｢達也！もうやめとけって！｣
｢お前が危ない！｣
今まで見てただけの奴らが騒ぎ始めた
『頭さん、もっと楽しみたいからちょっと休憩してて』
そう言って騒いでるヤツらを片っ端から殴り始めた
案外手こずったけどクラス全員を殴り終わった
頭を含めた6人以外は...
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
sajinao001(プロフ) - 面白くて続き気になっちゃったのでパスワードお願いします🙇 (12月19日 1時) (
レス) id: dd5435c6e4 (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - とても面白かったです。パスワード教えて頂けませんか (2023年2月20日 17時) (レス) @page50 id: c6bc947bda (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - とても面白かったです。パスワード教えてください (2022年11月14日 1時) (レス) @page50 id: dbafd44b67 (このIDを非表示/違反報告)
?????KJ?????(プロフ) - 最近、このお話に出会いました！とても面白く、この小説の続きを読もうとしたらパスワードを入力しないといけません。パスワードを教えて欲しいです！ (2021年4月22日 23時) (レス) id: a60a7f88e5 (このIDを非表示/違反報告)
AYa(プロフ) - 全然大丈夫です！更新ありがとうございます！ (2018年11月25日 20時) (レス) id: 2f4b18a3cd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆーな | 作成日時：2018年11月1日 23時
