青と黄と赤と。～３人のStory～【短編集】 (ページ13)

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王子×庶民 N ページ13

あ「……ゎぁ…」

着てみてもやっぱり可愛い

和「着れた？……おっ、いいじゃん」

和「うん、可愛い可愛い。あ、そうだ」

王子は、そうだそうだと電話を取り出して誰かを呼び出した。

ｺﾝｺﾝ

メイド「和也様、お呼びですか？」

和「こいつのメイクしてやって」

あ「え、何言って…」

メイド「かしこまりました」

今度はメイドさんに無理矢理別の部屋に連れていかれた。

メイド「こちらにお座り下さい。A様」

あ「え、あ…はぃ…。」

言われるがままに座った私は

15分もかからずに綺麗に飾られた

あ「ぅわ…、すごい。メイドさんすごいです…！」

メイド「メイドさんなんてお呼びにならなくていいですよ。笑」

メイド「君とか貴方など、そのようなもので大丈夫です。それと、敬語はいけませんよ？A様」

あ「そう……なんだ」

どうしても様をつけて呼ばれることになれなくて

あ「様、つけなくていいよ。」

なんて言ったら

メイド「それは無理でございますよ汗」

あ「そうなのか。あ、じゃあさ！」

あ「名前教えて？」

メイド「あ、璃奈といいます。」

りなちゃんか。

あ「じゃあ、璃奈ちゃん。これからよろしくね」

璃奈「あっ//、はい！///」

いつの間にか、この豪邸にいることを忘れていた

和「あ、できた？……」

璃奈「あ、和也様。はい、終わりましたよ」

すごくじっくりと見てくるから

なんだか恥ずかしくなっちゃって

下を向いたら

和「……A、可愛い」

って耳元で言われて

びっくりして顔をあげたら

優しく王子がキスをしてくれた