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どうぞ、とグラスを置いた私の手を
ジョングクさんはまじまじと見つめる
「？」
JK「あっ、ありがとうございます。結婚はしてないんですね」
「え、あ、あぁ、まぁ」
では失礼します、ってその場を去ろうとすると
「ストップ」って呼び止められる
ああ、なるべく目合わせたくないのに。って、流石に失礼だしワガママすぎるか
JK「ほんとに彼氏いるんですか？こんな夜遅い仕事させる彼氏なんですか？」
「…いや、仕事は自由じゃないですか、笑」
ふーん？と眉を顰めてまた更に不機嫌な顔をしたまま私を見つめる
JK「まさか、彼氏テヒョンイヒョンじゃ…」
「ははっ、流石にないです(笑)私なんかにテヒョンさんなんて、月とすっぽん以上です」
とはいったものの。
テヒョンさんはもちろん、そもそも彼氏がいないわけだし、
これ以上話すと、ボロが出そう
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「ちょっと飲みすぎじゃないですか？」
JK「…ん、いいの。俺明日オフですし」
普段は"僕"なのに、お酒が入ると"俺"になるジョングクさん
うわあ〜〜〜ギャップ！！！！！！
こんな可愛らしい顔して、、、、、なんて罪な男なんだろうか
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「ゆっくりしていって下さい、私はそろそろ上がりなので」
そう言うと、ピクっと片眉を上げたジョングクさん
それから、まだ2/3ぐらい残ってたお酒を一気にコクコクと飲み出す
JK「ヌナ、彼氏いるって言ってたけど、ごめんね。
こんな暗い道、一人で歩かせられないです。」
ちょっとムキになって、早口で喋るジョングクさんが可愛くて、断ることが出来ない
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作者名：ましろ。
| 作成日時：2022年7月1日 19時
