ヌナはあまのじゃくだね。【JK】 (ページ11)

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彼らの7月のツアーが終わり、数日

わたしは相変わらず、バーに出勤。

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平日の午後のお客さんは、サラリーマンの方が多くて

色々な話を聞かせてくれるから楽しくて好きだ。

そして、テヒョンさんも、時間があればちょくちょく寄ってくれる。

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「そういえばAちゃん、なんか最近もっと可愛くなったね？恋人でもできた？」

常連客の方の1人が、そんなこと。

「え…なんでだろ、特に何もしてないですけどね、？ありがとうございます(笑)でも、出来てないです」

またまたぁ〜って、笑ってる

わたしのお父さん世代のお客さんが多いこの空間は

とても暖かくて話しやすくて居心地がいい。

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日付が変わる直前、ベルがなってやって来たのは変装してるとはいえオーラが隠しきれてないジョングクさん。

こんばんは、と軽く会釈をして、目を逸らして

おじさん達のグラスにお酒を足す。

あれ、なんでこんな避けるようなことを

ああ、そうだ。そうだった。好きになっちゃダメだから、線を引いてるんだ

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JK「ねぇ、ヌナ。久しぶりに会えたのに。ちゃんと言ってください」

カウンターに頬杖ついて、ムスッと不機嫌顔

…の様子を横目で確認。

そんな凝視しないで、っていうのが正直なところ

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「ご注文は？」

チラッと、ジョングクさんを見ると

可愛い態勢のまま、私をガン見。

JK「強めで、ヌナのオススメがいいです」

ウッ、顔がいい。って言いそうになるのを必死に抑えて

冷静装って返事して、グラスを拭く

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…ああ、かっこいい。どうしよう。