俺の事嫌いなくせに。【TH】 (ページ37)

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デジャヴ２ページ37

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＿2週間後

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あれから、約２週間が経った頃

ついに担任の先生が、腰痛が悪化したことで治るまでお休みする、という報告を副担任の先生から

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MR「よかったね、パシリにされなくなったじゃん」

「いやほんとにそれな」

人の不幸を喜ぶのはどうかと思うけど、わたしだってパシリにされまくって他のクラスの人からも"パシリの子"で認知されてるレベルなんだもん

どっちもどっちだよね

そう思ってたのも束の間

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『これ、数学科室まで頼むね』

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？

？？？？？？？

デ、デジャヴ？？？？？？？

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「は、はーい…」

そう引き受けたはいいものの、なんだ？わたしはパシリにされる運命なの？

泣けてくる、あまりにも不憫だ。

それも副担任の先生、ちょっと厳しい女の先生だから、断れるはずもないし

ノートと、プリントの束を運ぶ

ここまでくると、もういいかって開き直ってきちゃった自分に少し引きながらも、わたしはパシリにされる人の気持ちをよく理解してる人間だし、なんて

また馬鹿なことを考えながら運んでいたから

いつかの時のように、バサバサバサ…と、派手に撒き散らす

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TH「Aって、ちょっと抜けてるところあるよね」

プリントを拾い集めて、『はい』って軽く笑みを浮かべながら言う

そういや、あの時もテヒョンくんが落ちたやつ拾ってくれたっけ

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「ありがとう」

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あの時よりも、確実にお互いの表情は良くなっている