雑用係 ページ33
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TH「えー?なんですか?」
そう言い、テヒョンくんは、私たちの方に軽く駆け足で寄ってきて
担任から、「雑用、頼むな」ってちゃっかり言われて騙された気分になっている様子
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TH「えーこれくらいなら先生頑張れるでしょ〜」
『先生ほんと腰やらかしてるからさ、お前とチェで、頼むよ』
TH「あ、Aと?」
『そそ、よろしくな』
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2人で、頑張ってな!って笑顔を見せてくる先生にブチ切れそうな私と
戸惑いの表情を一瞬見せたテヒョンくん
でも、
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TH「…行こ?」
そう言って、任されたプリントの量の7割ぐらいをテヒョンくんが持ってくれた
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2人でプリントを分けて、職員室へ向かう
何枚かはシュレッダーにかけて、残りは先生の机に置いて
…って、まじでこれただのパシリじゃん私たち
次からバイト料取ろうかな
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雑用を終わらせて、軽く挨拶しながら職員室を出る
職員室は人がちょうど少なくて、割と緊張せずに終わらせることが出来た
そのまま、成り行きで結局2人で教室まで戻ることになった
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教室へ戻る途中、隣に居たテヒョンくんは「あのさ」って呟いて、わたしの目の前に立つ
「?」
TH「Aはさ、前に"嫌われてるって思うなら絡まなきゃいいのに"って言ってたけどさ」
TH「俺はね、そういうの嫌なんだよね」
TH「更に嫌われる覚悟で言うけど、むしろ俺はAと仲良くしたいって思ってるよ」
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作者名:ほにこ | 作成日時:2022年8月12日 19時