期待値 ページ42
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それなのに、わたしは彼からの言葉にドキドキしちゃってて
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TH「Aって、何を考えてるか分かんないからさ」
TH「優しくされたら、俺の期待値がどんどん上がってってくの、分かる？」
TH「俺は、Aが好きなんだよ」
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こんな軽い男、早く断ろう
なのに、
なのになんで、断れないんだろう。拒否の言葉がすぐ出てこないんだろう
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"ずっと、彼が嫌いだ" そう思っていた
でも、それはわたしが勝手にバリアを張っていただけで
テヒョンくんの、中身を知ろうともせずにわたしはテヒョンくんのことを拒んでいた
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「…わたし、テヒョンくんのこと好きになる日が見えないんだけど」
真っ直ぐに伝えてきてくれたのに、中途半端な気持ちで接したくない
そんな不安を零したら、テヒョンくんは、どこか嬉しそうに、自信ありげに言う
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TH「大丈夫だよ」
TH「絶対俺のこと好きになるから」
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なんかもう、そこまで自信満々に言うなら、ね？
とりあえずついて行ってみようか
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TH「好きにさせるよ、必ず」
そう言ってテヒョンくんは、嬉しそうに口を四角くさせて笑った
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Fin
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作者名：ほにこ
| 作成日時：2022年8月12日 19時
