ラビットカスタマー。【JK】 (ページ20)

今日:2 hit、昨日:9 hit、合計:106,229 hit

２０ページ20

.

.

.

どどどどうしよう

どうしよう！！！！

もし、ジョングクさんと話す機会があったらなぁっていう妄想を何回もしたのに

何回も何回も、願ってたことなのに

言葉が、出てこない

.

.

JK｢あ、すみません。困らせちゃいましたね｣

ふふって微笑んで、テーブルに頬杖をついた

｢い、いえ。そんなそんな…ほんとにそんな…｣

JK｢そこまで低姿勢にならなくても笑｣

｢や、えっとその…｣

恥ずかしいんです、緊張しまくってるんです、わかってほしいんです

.

.

JK｢そうそう、テヒョンイヒョンいるじゃないですか｣

そんなわたし気持ちを知らないジョングクさんは、平然と話し始める

少し安心したのは、それを望んでいたからなのかもしれない

｢あぁ、はい。テヒョンさんいますね｣

JK｢テヒョンイヒョンと仲良いなあって思ってたんで、どんな方なのかなぁって、…まぁ、前から見かけたことはあったんですけどね｣

｢ですね、仲良しではないんですけど｣

JK｢え？でもヒョンとカフェ行ったって聞きましたけど｣

.

.

え、これは

テヒョンさんと仲良いみたいになる

｢いや、なんかバイト終わりにバッタリ、というか…待っていたというか…｣

仲良しじゃないですかー！って

相変わらずの可愛い笑顔で頭の後ろで手を組む

.

.

JK｢…今日は何時までなんですか？｣

なんて、あの時のテヒョンさんと同じセリフと

JK｢まぁ、いっか｣

甘い期待は瞬殺で

.

.

JK｢今から抜けちゃいましょっか？｣

そういって意地悪そうに笑うから

わたしはまたあなたに惹かれるんだ